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ベートーヴェン指の訓練と楽章の断章

作成中の大人向けピアノ楽譜の草稿を見てもらうため、田中先生(大教大名誉教授)の研究室にいってきました。

すると先生は、楽譜を見るなり、「ウォーミングアップは、4指から5指に行くまでの予備練習が必要ですね」とおっしゃいました。びっくりしました!ホントだ・・確かにそう!のっけから、目からウロコです✩

また、「スケールもユニゾンの平行進行ではなく、反進行はどうですか?この方が、腕の動きが自由になるのです」といい、一冊の本を研究室の本棚から出して見せてくれました。それが、

です。薄いのに2000円もします。たかっ!

【目次】
●すぐれた教則本の成立事情について
●ベートーヴェンのスケッチ帳における未来の予見
●絶対音楽とベートーヴェン
●各練習課題の解説
●練習課題
第1部 基本練習
第2部 各種音型反復練習
第3部 装飾的音型実習
第4部 ドラマチックな表現方法
第5部 楽曲分析の解明と演奏技巧の関係


中をみてびっくりした!なにこれ・・?左右の調号が違う!
無題
(基本練習の一例)


先生は、「#と♭の数が同じ調は、反進行にすると同じ指で弾けるのです。どの調号もそうです」と言いながら、わ~っと弾いてくださいました。そんなの知らんかったし!確かにこれをやれば、脱力が自然にできる!腕の動きが軽くなる✩すげ~!さすがだ、ベートーヴェン✩

恥ずかしながら、私は音大を出ていません。だからこういう、「音大生なら必ず知ってるだろうこと」を全く知らない。なんちゃって先生の限界をみた気がしました・・しくしく。(楽譜は借りて帰ってきました♪)


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