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アンサンブル大阪の演奏会にいってきました

生徒さんとアンサンブル大阪の演奏会にいってきました。客演ピアニストは音楽仲間の井阪あゆみさんです✩おめあては、BWV1052(バッハ:チェンバロ(ピアノ)協奏曲)です!

2016.2.7

演奏前にあゆみさんのご主人のちきまくさんにお会いしたら、「バッハは三上さんのために弾く、と言ってました」と聞いて、感無量になりました。

舞台の準備がされて、ピアノの天板が開放されると同時に譜面台が外されました。(えっ!?暗譜!)と思って驚いた!そういえば以前いずみホールでラヴェルのピアノ協奏曲を弾かれた時もあゆみさんは暗譜でした。

暗譜演奏には賛否両論がありますが、アンサンブルで暗譜は本当に凄いと思う。

第1楽章は、遅めのテンポでした。グールドの演奏のテンポに似てます(笑)ユニゾンで結構力強いタッチが多いので、遅めのテンポは重厚な感じがします。

6度の跳躍の際のアクセントが若干後ろにずれる気がしました。cembだとこれはできない表現なので、ピアノで弾く場合は、cembに合わせて「ポン!」と弾くピアニストが多い中、とても印象的でしたが、少々ロマン派っぽいと思った(笑)

第2楽章は、前章と違って早かった✩この章は低音部がメインで趣のある楽章です。整った低音部に高音部が映えて、とても綺麗です。ほかの楽章に比べてめだちませんが、バロック時代の演奏様式を一番良く表しています。

この楽章のあゆみさんは、時々目を閉じてとてもいい顔をしていました。ショパンやリストのように高音部や和声で美を表現しないので、どういう風に第2楽章を感じて演奏されたのか、尋ねてみたい。

第3楽章は、ピアノが頑張る楽章です。休憩がないのがバッハの鍵盤音楽の特徴ですが、この楽章はピアノが最初から最後まで休みなく鳴ります。休符がない。ある意味、この楽章がピアニストの腕の見せどころ✩

私は第3楽章に入ってから、リズムを小刻みに取りながら早いテンポで休みなく演奏するあゆみさんを見ていました。第1楽章に見られた笑顔も第2楽章に見られたいい顔もありませんでした。

ただ、楽曲的には序破急なので、第3楽章は最高潮です!大きな拍手のなか、演奏は終わりました。私もいっぱい拍手しました✩

まとめ
いつもとは違うあゆみさんを見ました✩本当にすごいと思う。ピアノ協奏曲を弾くのは私の夢だけど、残念ながら私には夢を叶える技術がありません。めちゃくちゃ羨ましいです!


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