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ピアノのマスターコースの指導法

ショーンの前の訳本「省察的実践とは何か」は、何が書いてあるかさっぱりわからんかった。それで、これは第2弾。タイトルは、「省察的実践者の教育」。

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(また、訳わからんやろな)と思いつつ指導教授から借りて、チラ見で驚愕した!第3部 第8章 第2節のタイトルが、「ピアノのマスタークラス」!思わず読み込んでしまった。めっちゃ面白い!!

内容は、コーチングにおける三重の課題。成人のピアノ指導は、コーチングよりファシリテーターの方が適用できる(と思い込んでいる)ので、今までコーチングはシカトしてたけど、ピアニストの育成には、確かにコーチングが必要☆それを、細かく書いてあるのです☆めっちゃ面白い!

三重の課題とは、
1.現実的な演奏の問題を設定してそれを解決すること
2.学生の実践的なニーズに合わせて実演や説明を調整すること
3.学習に導けるような関係性を作り出すこと


以前、音楽専攻の教授に「ピアニストの育成にマニュアルはありますか?」と尋ねたことがあります。教授はしばらく考えてから「ここにあります」とご自分の頭を指さされました。

教育大は、教員になるために徹底的に学生を教育します。教育原理、発達心理学などの学問や、教育基本法などの法律と学習指導要領に則った教材研究と実習です。

私は、教員養成課程と同じく、ピアニストの養成もマニュアルがあると思っていました。マジでびっくりした。

その後、何度かその先生のレッスンを見る機会がありました。それはまさに、このショーンの本に書いてある「コーチングにおける三重の課題に対処する方法」でした。やっとわかった☆

こういう類の本に音楽教育のことが書いてあるのは、超珍しい。分厚いし高いから買わないけど、めっちゃいい本です☆


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