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バロック白楽譜について

sirogakufu.JPGL.P.O(レッスンプラスワンというチラシ)に「バロック白楽譜」と言うのが載ってたので、楽器店に見にいってきました。

チラミして思ったのは、「こりゃ。バロックを専門的に勉強してないと教えにくいな」ということです。例えば「ワルツって何?」と聞かれて、「3拍子の曲」と答えるような先生じゃ、この楽譜は使えない(んな先生、いるわけないか 笑)

バロック時代のワルツは、2小節が束になっていて、2小節目の頭にアクセントがきます。それが2つ続いて、後の4小節がつけたし(休憩小節)になるのが基本の形です。

【例:バロックのワルツ】●がアクセントだとすると、
『「・・・」「●・・」』『「・・・」「●・・」』「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」で8小節単位で区切られる。
(バッハ作曲と言われているけど、本当は散髪屋が作曲した、超有名なメヌエットを思い浮かべてもらえるとよくわかります)

ワルツ=3拍子の曲だと、「●・・」「●・・」~が永遠に続く。こんなバカなことはありません。なぜならワルツは舞曲だから。休憩がないとしんどくて踊れない(爆)

スラーや強弱を書く前に、アクセントがどこに来るか・・まずこれを知らないと、バロック音楽の楽譜にアーテュキレーションが書けません。だからこの白楽譜は難しい。

徳丸吉彦教授(民族音楽学)は、音楽を指導する際に大切なのは、「見えない理論だ」と言っています。見える理論(楽譜表記)の前に、やらなくちゃいけないことがあるんじゃないかな・・と思えてしょうがない本でした♪

私のレベルじゃ、この本は私は怖くて指導に使えない。もうちょっと勉強してからにします・・しくしく。


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