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大人の音楽教室、生徒獲得へ新たな取り組み

3月の東洋経済ONLINEの記事です。

大人の音楽教室、生徒獲得へ新たな取り組み
平均年齢が上昇、シニア層取り込みに躍起

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日本を代表する楽器メーカーのヤマハが、大人向け音楽教室を始めたのは1986年。同社の「大人の音楽レッスン」は、全国1400会場、約11万人の生徒を抱えるまでになった。この30年の間にレッスン料金の大きな改定は2度あった。
たとえば、発足時から続いている「ポピュラーピアノ」コースのレッスン基本料金は、月額6000円でスタートした後、1989年と1993年に引き上げられ、現在は7500円となっている。
記事全文



偉い新聞記者のご意見を覆すわけじゃありませんが、3点ほど「?」と思う点があります。

【1点め】
まず、「社会人が退勤後に通いやすいよう、ヤマハが大都市部に会場を開いた」という点ですが、会社の帰りにピアノを習おうとする人は実はそんなに多くない。なぜなら、「会社帰りの疲れた時じゃなく、もっとゆっくりした状態のときにピアノを習いたい」という人が大半だからです。

趣味のピアノ学習者は、ピアノの技術の向上だけじゃなく、ピアノ学習そのものを楽しむ傾向がある。そこがあまり考えられていません。

また、大手楽器店は振替レッスンがないことも、大人の生徒さんが大手の教室を敬遠する理由の一つです。社会人は子どもと違って抱えるものが多い。突然レッスンに行けなくなることもあるのです。

【2点め】
次に、「習い事の費用が、設備費コミコミ10000円」とのことです。高くないですか?確か、日本生産本部のレジャー白書だと、3000円だったように思いますが・・はてな?

まぁ、10000円でも構わないけど、習い事はピアノだけじゃない。活動的な人は小学生並に習い事を3つも4つもされてることが多いので、10000円をそっくりそのままピアノの月謝だけを想定するのは間違っています。

子どもや孫のためなら、月10000円でも惜しくない。でも、自分のためなら出さないのが、日本の高齢者の特徴です。理由は、平均寿命が世界最高位だから。余剰金は貯蓄に回されるのです。

【3点め】
最後に「シニアの取り込み」ですが、団塊の世代がいよいよリタイアし始めました。これからがシニアの生徒獲得の本番です。それはわかる。

でも、彼らは年金生活者です。毎月10000円の月謝と電車賃を使ってゴミゴミした都市部まで出かけるとは思えません。私だったら行かない。シニア層を見込んで都市部で商売を展開して大丈夫でしょうか。。

【結論】
そこで、街のピアノの先生の出番です。今後どんどん大人の生徒さんは増えます。これは間違いない。個人事業主である私たち自宅ピアノ指導者は、大手楽器店ができない個々のニーズに合わせた教室運営が可能なのです。それが最大のウリになる。

実は昨日と今日、70代の女性2名の体験がありました。お二人共即日入会していただきました。やったね✩頑張ります~~ヽ(´▽`)/



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