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バッハの楽譜を読むために最適な本

以前も書きましたが、バッハの楽譜を読むために最適な本を紹介させて頂きます。




この正しい楽譜の読み方 という本は、バッハのテンポ・舞曲・アーテュキレーション・装飾音符といった、バッハを演奏する際に「どうしよう・・」と思う箇所について、はっきりとわかりやすく書かれています。

例えばメヌエット(本当はバッハ作曲じゃないけど)について書くと、こうなります。

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時々○の音を短く切った演奏を聴くことがあります。楽譜にスタッカートが記載されているものもあります。ただ、スラーとまではいかなくても「繋ぐ」意識が必要です。それは、この本に書かれてあるメヌエットのステップ「デミクベ デミクべ サンプル サンプル」と踊ってみればよくわかる。

とにかくこの本は、とってもシンプルですがかなり勉強になる本です。バッハの奏法に迷ったときは、最も役に立つ本です。

【さようなら大島富士子さん】
この記事を書いていると、一昨年の大島さんのセミナーを思い出しました。

大島さんは、ロマン派の伴奏者に声楽の伴奏を頼んだところ、歌いだしをrit.するので「これだからロマン派は嫌だと思った」とおっしゃいました。バロッカーの私は大いにウケました。私もそれはヤダ(笑)また、その時に自分ががんで何度も手術を繰り返しているともおっしゃいました。

さっきお名前を検索したら、今月11日にお亡くなりになってました。花のように明るくて、とっても賢くて大好きな方でした。桜の花とともに逝かれたのだと思います。ご冥福をお祈りします。

  


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