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ショパンの自筆譜からみた演奏解釈♪


レクチャーの内容


滝本式ピアノ教本の監修をしてくださった田中紘二先生(大阪教育大学名誉教授)のレクチャーに行ってきました。研究室で田中先生は、よく自筆譜とエキエルを並べて弾いてらっしゃいましたが、何でかなぁ・・と思っていた謎が解けました☆この研究をされてたんだ!

講義は、前奏曲Op.28の1と4、エチュードOp.25の1と7についてショパンの自筆譜を中心に、パデレフスキ―版・ウィーン原典版・ヘンレ版・エキエル(ナショナルエディション)のそれぞれの表記の違いについて書かれたレジュメを元に行われました。

無題
レジュメの1部抜粋


このようにレジュメの自筆譜にはこのようにアルファベットが打たれ、横に版別にそれに対応する小節が書かれてあります。

田中先生は、説明をしながらすべての曲を演奏してくださいました。話だけじゃなく生の音を聴くことができたので、私にもわかる内容でした☆

ただ、先生は「自筆譜にこう書かれてあるからこう弾きなさい」とは一度もおっしゃいませんでした。それどころか、戦乱の時代にショパンの自筆譜を改訂したパデレフスキを凄い人だと認め、自筆譜を見ながらの演奏にパデレフスキの解釈を取り込んだりもされました。

また、当時と今の楽器を比較したテンポの差や、ショパンがAdagioを消してLargoに変更している意味なども説明してくださいました。

おそらくショパンが自分の作品に常に自由さを求めていたことから、田中先生は、「演奏者は作品に真摯に向かいながらも、決して楽譜に囚われない演奏をすることが大切だ」と言うことをおっしゃっているんだろうと思いました。

レクチャーの感想


エディションの違いによって表記が異なることは、ピアノの先生はみな知っています。でも、「自分はこれで習ってきたから」とか、めんどくさいから見ないふりをしてることって多いんじゃないかなぁ。。。少なくとも私はその傾向があります。

田中先生のように、自筆譜と比べて各エディションを比較する・・そんな高度なことはできなくても、せめて全音とウィーン原典ぐらいは比較してみようと思いました。何か新しい発見があるかも!皆さんも見つけたら教えてね☆

ショパンの自筆譜が見られるサイト


最後に、田中先生から教えてもらった、ショパンの自筆譜が見られるサイトの紹介です(エチュードはないらしい)

Online Chopin Variorum Edition (OCVE)

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