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体験レッスンの歴史的な流れ

今日は、体験レッスンの歴史的な流れについて書きます。私個人が見聞きし、経験したことなので、必ずしも正確な情報だとは言えませんが、だいたいこれで合ってると思います(=^・^=)

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体験レッスンがない時代(明治初頭から)


音楽取調掛(現東京藝大音楽学部)がピアノ指導者を育成しはじめたのが、日本のピアノレッスンのはじまりだと言われています。その後、今のように個人ピアノレッスンの体系ができてきました。

当時は先生も生徒さんも「いい家柄のお嬢様」でした。生徒は、初回のレッスンの際に「お膝つき」(手みやげ)を持参し、レッスン代金は生徒側が封筒を用意して紫の袱紗に包んで新札+α(お気持ち)を渡すことが常識でした(1レッスンごとに支払う)。

なおこれは、三味線や筝曲など邦楽のしきたりに準じるもので、日本独自のもののようです。とにかく明治初頭から1980年はじめまでの100年近くも、実は体験レッスンなんてなかったのです☆

体験レッスンがいらない時代(1960年代の高度経済成長期)


幼稚園で展開されたヤマハ音楽教育システムが、ピアノを一般庶民でも習える楽器にしました。どの教室も生徒であふれていて、町内会ではどこでも子どものピアノの音が聞こえていました。当然、体験レッスンなんかいらない。見学はありましたが、即入会です(笑)

また、入会金や月謝の概念や入会規定ができたのもこの頃です。統一性をもたせるために月謝袋は先生側が用意するようになりました。「何で私たちが弟子のお月謝袋の用意をしてあげなくちゃいけないの」と私の先生(故人)はよくぼやいてらっしゃいました(笑)

体験レッスンがはじまった時代(1980年代~バブル終焉まで)


高度経済成長期が終わり、ピアノの販売数は減りましたが、高級ピアノが飛ぶように売れるようになり、楽器店が潤った時期です。庶民のピアノへの意識も高まり、近いからというより、わが子のために「いい先生」を探すようになりました。これが体験レッスンのはじまりです。

ただし「体験レッスン=100%入会」でした。相変わらずピアノの先生は雲の上の人であり、体験レッスンをしてもらったのに入会しないと申しわけない・・という意識があったので、体験レッスンも慎重に選んだ時代です。

体験レッスンのかけもちなんてあたり前じゃん!の時代(1990年代~現在)


習い事の多様化と選択制の自由から、体験レッスンのかけもちはもはやあたり前の権利になりました。中には体験中に「他にどこか紹介してください」と言うツワモノも(笑)

ピアノの先生も「いい家柄のお嬢様」ではなくなり、一般家庭出身の先生はもちろん、私のように音大を出ていない「なんちゃって先生」も現れるようになりました。

本当にピアノの先生は大変です。どれだけ忙しくて体験レッスンの電話には笑顔で対応し、ドタキャンされないか不安な気持ちで当日を迎え、体験時にはフルパフォーマンスをし、入会の返事をひたすら待つ。まるでピクミンです・・。


次回は、「じゃあみかんぴあのはどうしてるの?」ということを書きます☆


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