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準ディプロマについて

img_abrsm_index_logo今月、英国王立音楽検定に準ディプロマ(ARSM)ができました☆今日はそのことを書きます♪詳しくは、こちらをご覧くださいかけはし芸術文化振興財団「英国王立音楽検定」について


英国王立音楽検定とは


1889年に設立された英国王立音楽検定協会(アソシエイテッド・ボード)では、世界最大規模の音楽検定を行っています。120年以上の歴史と伝統を誇るこの検定は、約90ケ国で実施され、毎年約63万人以上が受検しています。日本で実施される検定では、英国王立音楽検定協会より派遣された音楽家、音楽指導者が審査にあたります。(かけはし財団HPより)

実技グレードとレベル


グレードは、基礎にあたるプレパラトリーテストから、学習者むけグレード1~8級、専門家むけの3段階のディプロマがあります。今回設置されたのは、学習者グレードとディプロマの間に作られたグレードで、日本語で「準ディプロマ」と呼ばれます。

準ディプロマの受験内容


ディプロマはリサイタルとプログラムノート(演奏曲目の解説)の提出、口頭試問および初見演奏の4種の試験が行われますが、準ディプロマはリサイタル形式の演奏のみで行われます。

演目は、ディプロマ課題曲から20分、グレード8またはそれ以上のレベルの曲10分の合計30分です。

受験資格は、ディプロマは実技8級・理論6級以上が条件ですが、準ディプロマは実技8級・理論5級でOKです。

準ディプロマの課題曲


IMG_20170125_081636バッハからラフマニノフまで、細かく設定されています。例えば、バッハの場合は
・平均律第1巻:12番、14番、19番
・平均律第2巻:5番・9番・11番・16番・17番
・トッカータ3番・5番
という感じです。

今年度のオーディション予定


実技検定:5~6月 申込締切日 2月10日(金)必着
実技検定:11~12月 申込締切日 8月25日(金)必着

実技検定の問題点


あくまで私見ですが、上をみて戴くとわかるように、オーディションの締め切りは厳格に決まっているのに対し、肝心の日程に2か月のずれがあります。

これは、審査員が海外を審査してまわるので、日本での開催日が決定できないという理由があります。2か月間の土日を空けておくのは難しい。これが、受験者が増えにくい理由のひとつだと思っています。

私はこの疑問について財団に聞いてみました。すると、日本人の受験者が多ければ、こちらから日程を設定できる、と言うものでした。要するに、受験者が少ないので、審査員側の都合に合わせるしかないということですね。

日程があやふやなので受験者が少ない⇔受験者が少ないから日程があやふや・・この堂々巡りをどうすれば解決することができるのか・・これが、私たちトート音楽院英国王立音楽検定指導者の会の最大の課題です。

これからも、検定の情報を色々流していきます。興味のある方はご覧ください(=^・^=)


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