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合奏のテンポがなぜ速くなるか、を東大が解明しました

広島大学大学院博士課程の院生の平山裕基先生が、とても興味深い記事をfacebookにUPされていたので、紹介させて頂きます。

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ソロ楽器の伴奏をさせてもらっているとき、「あ、走ってるなぁ」と思うことがあります。ソリストから「走ってるよ」と言われた時もあるし、リピートで戻った時に自分で気づくこともあります。ただ、走りがいつどのタイミングで起こったのかはわからないのです。


記事の紹介


合奏のテンポが“意図せず速くなる”原因解明
東京大学は3月9日、合奏のテンポが、しばしば意図せずに速くなってしまう原因を解明したと発表した。(参考:http://www.narinari.com/Nd/20170342720.html

日経新聞にも発表内容が詳しく記載されていました。
(参考:http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP438992_Z00C17A3000000/

ITメディアニュースには、画像つきで書かれていました。
(参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1703/10/news120.html


「走り」については、今までは「緊張してるから」とか、「○○さんが急ぐからつられるんだ」と考えていましたが、タッピング実験の結果、「早い方に優先的にテンポを合わせる」というタイミング調節メカニズムが働いた結果だそうです。

最近の音楽研究の傾向


今回紹介された論文もそうですが、最近はタッピング(指の動き)やアイトラッカー(目の動き)、脳の可視化システムを使った研究が盛んに行われています。

今まで努力や根性で練習を重ねて克服してきた色んな音楽奏法に関することが、科学的根拠に基づいて証明されています。「うわ、そうだったんだ!」と思う事が多い。この「走り」の論文も、そのひとつです。

今後の課題


これは、昨年平山先生にお会いした時にもお話したのですが、原因がわかっても対処の仕方を教えてくれる研究者が少ない。今回も、「走り」のメカニズムはわかったけれど、どうすれば走らなくなるのか・・がよくわからない。

例えば、ピアノ連弾指導の際にも「走り」はおこります。原因を探ろうとprimoとsecondを別々にメトロノームをかけて弾いてもらっても、ずれてない。2人で合わせると「走る」のです。これはどう指導すればいいのか。それがわかりません。

ただ、平山先生の「あがり」の研究や今回の「走り」の研究は、ピアノ指導者としては、目からウロコの内容でした。発表された内容をもとに、実践を頑張ります☆



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