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辻本玲の無伴奏チェロリサイタルにいってきました

楽器でも声楽でも、無伴奏はソロをはれる(ひとりで演奏できる人)しかできない。辻本玲さんは、間違いなくホンモノの演奏家だ。なぜなら、辻本さんは、和声が聴こえてくるチェリストだから☆

2018.7.15
無伴奏で和声が聴こえて来る演奏家は、劇的に凄い。チェロは、基本的にできない楽器なのに、バッハは和音で弾くように(聴こえるように)作曲した。代表曲はシャコンヌ。今回はシャコンヌはなかったけど、無伴奏チェロ組曲3番が演奏された。

バッハの和声は、ピアノでいうところのクリシェラインでわかる。ここの奏法で、バチッと和声が聴こえてくる演奏ができるソリストはすげ~☆それと、ガボット(あくまで個人的な意見ですが)

隠された音楽という副題は、このクリシェラインとドッペルドミナントの2つだった。「隠された・・・」と言うほどのことはないなとは、正直思ったけれど、通奏低音のないチェロ組では、そういう視点からのアナリーゼは興味深い。

とにかく玲さんは、何だかとっても凄い演奏者なのに、トークがとぼけてる。マイクなしで話をしてしまったり、マイクについてる何かを落としたりして面白い。
そういうの、めっちゃカッコいいな☆

8月9日にフェニックスで、辻本さんら4人のチェロコンサートがあります。
シャコンヌはもちろん、ブラームスインテルメッツオ118-2をするらしい!ブラームスって、もろに和声で生きてないか?きゃ~~!聴きに行きたい!!
コンサート詳細



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