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老猫を看取ること①
2018年10月12日
9月20日の夜、うちのきゅうちゃん(17歳:♂)が、突然私の腕の中で激しく痙攣しました。あわてて名前を呼んで身体をさすりました(あとでネットで調べたら、これはしてはいけないらしい)
次の朝、病院にきゅうちゃんを連れていきました。きゅうちゃんは病院が嫌いなので、緊張してキャリーバックのなかでおもらしをしてしましました。
検査の結果、きゅうちゃんは腎不全でした。猫の腎不全は、高齢猫ではよくあることで、それは死の宣告です。私は今まで何度か腎不全で愛猫を亡くした経験があります。食べられなくなったら、輸液(点滴)をしますが、延命処置にすぎません。猫は痩せて小さくなって、虹の橋に逝ってしまいます。
17歳は、人間で言うと84歳。いつお別れがきても不思議ではありません。私は残された短い時間を、できるだけたくさん、きゅうちゃんと過ごすことにしました。
あれから20日経ちました。きゅうちゃんのキラキラと輝いていた金色の目は、すでに白く濁って、まったく見えなくなりました。それでも名前を呼ぶと、小さな声で返事をしてくれるし、なでるとグルグルと喉を鳴らしてくれます。耳はちゃんと聴こえているようです。
ご飯は、少しずつ小分けにすると、食べてくれています。いつ食べられなくなるかわからないので、毎回ドキドキしながら。
また、夜中に何度も起きて、徘徊することもあります。そのときは、私も一緒に徘徊します(笑)大きな声で鳴くときは、ぎゅっと抱きしめます。
いま、きゅうちゃんは私の隣で眠っています。2018年の秋、私ときゅうちゃんの時間は静かに流れていきます。17年間を振り返りながら。
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