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お別れが続いています

「先生、ごめんね。もうしんどくて通えない。歩くのが辛いの。後期高齢者なので許してくださいね」そう言って、大阪市内から来てくださってたSさんは、9月に教室を去って行かれました。

「両耳が突然聞こえなくなりました。目も見えなくなくなりました。ピアノは辞めたくない。でも何も聴こえないし見えないの・・。ピアノを習うことが夢だった。夢がかなったのね。嬉しかった。ありがと、先生。」そう言ってTさんも辞めて行かれました。

そして一昨日。「ガンが見つかりました。先生、ピアノは楽しかったわ。娘も、おかあさんはとっても楽しそうに弾いてたって言ってくれた。テンペスト3楽章、まだ最後までみてもらってないのに・・。残念だけど」そういって、Nさんが辞めて行かれました。

今まで数多くの生徒さんとお別れしてきました。でも、何度経験しても、生徒さんとの別れは、少しも慣れることはありません。「さようなら」と言われた瞬間に、生徒さんが練習されてた曲とともに、生徒さんの笑顔や声や背中が浮かびます。

無事を祈ることしかできないのかな。見送ることしかできないのかな。私にできることはもうないのかな。。。できることがあれば、なんだってするのに。。





コメント
[1] イズラー | 2018/11/20 06:03
それは切ないです。辞める理由が病気からみでは、引き留めようがないですね。
これを読んで、頑張って健康寿命を延ばそうと思いました。


[2] みかんぴあの | 2018/11/20 10:46
イズラーさん、こんにちは。ありがとうございます。本当に切ないです・・。おとなのピアノ教室では、病気退会は避けられません。病気で退会される方が「ピアノを習っていてよかった」と思ってもらえるレッスンとはどのようなものか・・をもっと真剣に考えないといけないと思いました。
name.. :記憶
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