本日 221 人 - 昨日 620 人 - 累計 1557544 人

クリのこと⑥レントゲンとエコーの結果

皮下輸液と抗生物質、痛み止めの注射を続けましたが、
状態は悪化の一途をたどりました。

2020年12月5日
2020年12月5日


それで、便秘をしていることを理由に、
レントゲンを撮ってもらうようにお願いしました。

レントゲンの結果はとくに異状は見られませんでした。
しかし、ついでに撮ったエコー検査で、「腹水」がみられました。

発熱と腹水は、致死率100%のFIPの特徴です。
腹水がたまるタイプのFIPの場合、診断後の平均余命が10日という厳しい状態です。

すると、先生はずっと「膵炎です」と言っていたのに、
突然「FIPは助からないので、対処療法に切り替えましょうか」と言い出しました。

私は目の前が真っ暗になって、先生に色々質問しました。
でも、先生のご回答は、どれも希望があるものではありませんでした。

こんなに優しいクリが死んでしまう・・・
悲しいことに耐えたクリが死んでしまう・・・

先生は、引き続き皮下輸液に通うことや、
空き時間を利用して静脈点滴をすることなどの提案をしてくれました。

でも、どれもクリを苦しめるようで、決断できません。
見かねた夫が「今日はこのままクリを連れて帰ります」と言い、
検査料を支払って病院をあとにしました。

帰りの車の中で「クリ、死ぬのかな」というと、
夫が「諦めたらあかん!そんなにめそめそしていてどうするんや!」と言いました。

それを聞いて私は、飼い主がもっとも辛いと言われる「強制給餌」をする決心をしました。


コメント
name.. :記憶
url..