昨日、社会教育学研究第53号ができあがりました。
ここには、声楽家の中野陽子先生との共著と私が書いた書評が掲載されています。
昨日、中野先生と一緒に、編集者の山田正行先生(大阪教育大学名誉教授 高野山大学特任教授)とお茶しました。あべのハルカス7階にある「UCCカフェプラザ」です☆
ワッフル、激うま!!
タイトル
コロナ禍におけるカルチャーセンターの音楽講座の動向:声楽講座とピアノ講座の比較を中心に
背景
調査期間は2019年1月から2021年6月20までの約1年半です。
その間大阪では、3度の緊急事態宣言と2度のカルチャーセンターの休業期間がありました。
そこで私は、コロナ禍におけるカルチャー全体の講座数、受講者数の増減と音楽講座の動向をもとに今後の音楽講座のあり方を検討しようと思いました。
それを、カルチャー講師の大先輩である学姉中野先生に話したところ、快く引き受けてくださいました。また、中野先生のおかげで、カルチャーセンター担当者へのインタビューも無事終了しました。
結論
・コロナ禍でカルチャーは、多くの受講者を失い、閉講された講座も続出した。
・発声を伴う声楽講座の受講数は激減したが、残るべき人が残った印象がある。ただ、発声と健康を実感している受講者が復活する可能性が大きい
・他方ピアノ講座は、コロナ禍にも受講者が増大している。かれらの多くは自粛でヒマをもてあました新入会者であり、これまでのように「弾きたい曲がある」「ピアノを習ってみたかった」というような前向きな姿勢ではない。
考察
コロナ終息は、まだ先のことになるようである。音楽講師はリモートレッスンを取り入れるだけではない。とくにピアノ講座は、今後退会が予想される受講者への対応について早期の対応が必要である。おとなの生徒が増えたと喜んでいるピアノの先生は要注意です!
■論文はこちら
コロナ禍におけるカルチャーセンターの音楽講座の動向( .pdf / 662.1KB )
書評は、山田先生の著書、『慰安婦と兵士:煙の中に忍ぶ恋』について書いたものです。
(過去のブログ記事)
私は、女をないがしろにする男は大嫌いです。
ただ、この本を読んで、慰安婦に対する考えが変わりました。
よろしければ書評を読んでください。
また、感想などいただければ幸甚です☆