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有馬圭亮さんのピアノリサイタルに行ってきました

先週土曜日、大阪教育大学ミレニアムホールで行われた有馬圭亮さんのピアノリサイタルに行ってきました。有馬さんについて

有馬さんは、現在教育大大学院の2回生で、ジストニアを患っていらっしゃいます。ジストニアとは、ピアニストがある日突然指の自由が利かなくなる病気で、脳の器質的障害だと言われていますが、よくわかっていません。

ここに、レオン・フライシャーの動画があります。彼もジストニアで長い間苦しんだピアニストです。動画をみて戴けるとわかりますが、鍵盤の上で右手の5指が不自然に何度も曲がります。



動画のフライシャーは両手で演奏していますが、有馬さんは左手だけで演奏されていました。見事な演奏でした☆演奏を聴いて、「今まで辛かっただろう」「よくここまで立ち直られたものだ」と思いました。
でもまぁ、ここまでは誰でもそう思うでしょう。

でも私が「凄い!」と思ったのは、有馬さんが「世の中に左手の曲が沢山埋もれている。それを世に出したい」と思い、実際に左手のアーカイヴプロジェクトに参加し、活動されていることです。

院生やってる時、指導教授がよく「その研究は社会にどう役立つのですか?」とおっしゃっていました。当時は「たかが学生が何かを発信するなんて、できるわけないじゃん」と思っていました。

でも、それは違う。できる・できないじゃなくて、院生はやらなくちゃいけない。社会に目を向けて研究することが必要なのです。研究は自己満足じゃだめだ。修了してそれがわかりました。

「手に障がいがあるのに凄い」という感想はありきたりですし、有馬さんもおそらくそんな感想は欲してらっしゃらないでしょう。それより、自分の運命をそのまま受け止め、(言い方は悪いけれど、それを上手に利用して)自分の生き方の方向性を社会に向けて決められたことが、私は凄いと思うのです。

今現在、「何かイイコトないかな」と受け身でぶらぶらしてる私のような自堕落な人間は大いに反省せねばならん。そう思いました。勉強、頑張ります!!


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