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プリュートナーとベヒシュタインの聴き比べ

昨日は第1回ポピュラーピアノ勉強会(大人のピアノ研究会主催。詳しくはリンクをクリックしてね)がありました。で、そのあと、母校の大阪教育大学にいきました。

実は今月末に、大阪教育大学第2部創立60周年記念式典があり、田中紘二先生(Pf)と大木愛一先生(Vc)の演奏があるのですが、私は楽器店の仕事があって聴きに行けません。それで、音合わせをM1のDIVAさんと一緒に見学させてもらいました。

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【ショパン:チェロソナタ】
ミレニアムホールに入ると、先生方はちょうどショパンのチェロソナタ(第3,4楽章)の音合わせをされていました。その時、田中先生は(写真には写っていませんが)プリュートナーで伴奏されていました。

演奏後、チェロの大木先生から感想を聞かれたので、「ショパンのチェロソナタが存在することをしりませんでした。ピアノの詩人と言われたショパンとは思えない、とてもかっこいい曲です」と答えました。

すると大木先生はうんうんとうなずきながら、「粗忽な弓を使ったのです」とおっしゃいました。みると、大木先生の横には3本のチェロの弓が置かれていました。チェロに弓の識別があることをはじめて知りました。

次に大木先生は弓を持ち替えて(たぶん優雅な音色のする弓だと思う)、田中先生に同じ曲で今度は、ベヒシュタインでの伴奏をお願いされました。

驚きました!同じ曲がこんなにも違う。ベヒシュタインでは、チェロとピアノが互いに慈しみ合いながら曲を編んでいるのがわかりました。互いの自己主張が強いプリュートナーとは違います。断然、ベヒシュタインの方がいい。ショパンらしい。

先生方に感想を伝えながら、私は(生徒さん家にあったプリュートナー(up)は、ショパンにピッタリなピアノだったのにおかしいなぁ・・)と思っていました。何でベヒシュタインは、どっちかというと古典派向きだと思ってたのに・・・。

【サン=サーンス「白鳥」】
大木先生は「サービスで『白鳥』を弾きます」といい、同じようにプリュートナーとベヒシュタインで弾き比べを聴かせてくださいました。

今度はベヒシュタインよりプリュートナーの方がいいんです。ピアノが栄える。こんなことってありますか?自分の耳がおかしくなったのかと思いました。いまでも何だか不思議な気持ちです。自分の感想が過去の知識と結びつかないので戸惑っています・・。

補足:白鳥のピアノ伴奏
白鳥を聞いているとき、田中先生のピアノ伴奏が物凄く複雑なことに気づきました。それで、「先生、今まで聞いた伴奏と違うのですが、なぜですか?」と聞きました。

すると、「本当は2台のピアノで伴奏するんですけど、僕一人なのでくっつけたんですよ」とおっしゃいました。要するに2人分を1人で演奏されてるんです。これにはびっくり!どうりで複雑なはずです。

そんなことをされるのは、田中先生しかいらっしゃらないでしょう。大木先生は笑いながら、「楽譜を出版するかも」とおっしゃったので、「出版されても誰も弾けませんわ」と返したら、笑ってらっしゃいました。

何度も書きますが、大学教授の戦闘能力はびっくりするほど高い。研究者はさらっと凄いことをするのでいつもびっくりします✩難しいことをさらっとするのは、超かっこいい!リベラーチェのようです(笑)

それにしても、何でプリュートナーがショパンにあわなくて白鳥に合うんだろ。反対じゃないのかなぁ・・。おかしいなぁ。。


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