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英国王立音楽検定実技8級受けてきました

受験の感想を一言で言うと「7級とは違う」ということです♪とにかく「以前の記事」に書いてるように自信がなかったので、家を出る時からドキドキしていました。会場に着いてからも一層ドキドキ・・。

審査員のNail-Page先生です。さっきみたらHPがありました

Neil-Page.jpg
写真以上に優しい先生でした♪

【課題曲】
最初に試験管から「課題曲(3曲)を先に弾くか、テクニカルを先に弾くか」と聞かれます。私は課題曲を選択しました。次に曲目を聞かれたので答えました。審査員は優しくニコニコされています。
英国王立音楽検定の特徴は、『審査員が威圧的でないこと』です。フレンドリーシップを感じるのです。もうそれだけで、検定を受けるのが楽しくなる✩

●課題曲1:バッハのパルティータ5-1
指がもつれました。(焦っちゃだめだ)と思っていたのに、やっぱり焦った。大好きな曲なのに、大好きなバッハなのに・・後悔が残ります。

●課題曲2:モーツアルトロンド
思わぬところで失敗しました。でも、家を出る直前にやっとできたところは、かっこよく弾けました!やっぱ、練習は裏切らん(笑)

●課題曲3:ブラームス間奏曲117-1
これは最高に綺麗に弾けました!(自画自賛)✩審査員も演奏が終わると「Oh~good!」と言ってくれました。(英国王立音検は、審査員が英国人なので、試験は全て英語で行われます。2000円で通訳を頼むことができます。私はもちろん頼みました)

【テクニカル課題】
●スケール
「F」「A♭ major]「B minor melodic」「D♭ minor harmonic」の3つと、3度進行が2つ(調を忘れました)が指示されました。6度進行は「Bminor harmonic」でした。E♭minorだったらできなかったので、ちょっとホッとした(笑)

●アルペジオ
「Cm第1転回形」「F#基本形」ともう一つ第2転回形が指示されました。

●ドミナントセブンスのアルペジオ
F#でした。この場合、開始音がC#になるのですが、考えなくても審査員が開始音を教えてくれるようです。焦ってると、言われたまんまの音から弾いてしまいそうになるので、結構助かります。でも、助かった割にはまごまごしました・・涙

●ディミニッシュセブン
E♭でした。

●その他
ウオールトーンスケールと、半音階3度スケールがありました。半音階3度スケールは、途中で間違えてしまいました・・涙

【オーラルテスト(聴音)】
●三声の最下声部判別
すみません、得意です。一発でわかった。だってバロッカーだから(笑)。2回弾いてくれるのですが、1回でいいですよ♪

●終止形判別
すみません、これもわかりました。基本がGmだったのでわかりやすい。プラガルが出るかと思ってましたが、半終止でした。

●3つの和音判別と転回形
これもわかりました。和音判別は得意で~す✩第2転回形がでました。

●短い曲の転調を答える
これもわかりました。平行短調への転調でした。
ここまでの時点で試験管が「あなたの耳はとてもいい」と褒めてくれました。嬉しかったです✩ところが・・。

●スコアをみて上声部の演奏に合わせて下声部を歌う
これはできませんでした・・途中で音程が狂っておかしくなった。おかしいのはわかってるけど、直せませんでした。だめです、これは。

●試験管が弾く曲のテクスチャーを答える
現代曲でした。「無調性・JAZZ風」とか色々答えました。

【初見演奏】
1Pまるまるありました。嬰へ短調で左手が8vaを超えるアルペジオ(3度重音つき)という、いやらしいものでした。
英国王立音検の初見は、30秒の予見の間に実際に弾くことができます。これが、日本のグレードの初見の大きな違いです。

でも、30秒じゃ最後まで弾けない。結局、最初はマシでしたが途中から調号を落としてしまい、なんの曲だかわからなくなりました。レベル的にはYAMAHA3級初見程度だと思います。だから私にはムリ。

【結論】
英国王立音検は受験料が高い。(ABRSM受験料)そう思うと、楽しまなくちゃ損です。で、本当に楽しい試験です。日本は試験を楽しまない・・っていうか、楽しんじゃだめだという風潮があるように思います。「汗水たらして目標を達成することが美徳だ・・」みたいな。

でも、そんなもんいりません。どうせ努力するなら、楽しまないと損✩
今回私は不合格かもしれません。そうなったらがっかりします・・。でも楽しかったからまた受けます。8級は難しいけど楽しさも7級の比じゃない。バイトして受験料を貯めます✩頑張るぞ~~!


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