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シューベルトのアベマリアによせて



昨日は、私のピアノの先生の田中紘二名誉教授の70歳のお誕生日でした。それと大阪教育大学第2部の平成26年度卒業演奏会がありました。この演奏会は田中先生の大学教員最後の卒演でもありました。

田中門下の学生さんはみな、とても素晴らしい演奏でした。どの生徒さんも一生懸命その曲に向かい合ったんだな・・いうことがよくわかります。学生さんが弾くピアノの端々に、田中先生の指導のあとが見えました。

演奏会の最後に田中先生は、「自分の学生が演奏している間、私はとても緊張して心臓に悪いんです。でも、それも今日で最後になります」と挨拶をされ、同じく大教大のチェロの大木先生と「シューベルトのアベマリア」を演奏されました。

とてもとても綺麗なアベマリアでした。大木先生のチェロは人の声のようで、田中先生のピアノ伴奏は波のようでした。

最後の1音を弾かれたとき、田中先生の表情は、長年の重責から放たれたようにホッとしたようにも見えました。でも、先生が小さくなったようにも感じました。。

田中紘二先生、お疲れ様でした。これからは大教の枠を超えて更なる活動をされることを願います✩


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