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おすすめの本「ピアノ・テクニックの基本」

大教大の小島律子教授(音楽教育学)から勧められた本が、超面白い!

ピーター・コラッジオ『ピアノ・テクニックの基本』(坂本睦美・坂本示洋訳)音楽之友社, 2005年。

(画像をクリックすると詳細がでます


全体は、一部はテクニック、二部は時代様式と演奏法です。

テクニックで「なるほど!」と思ったのは、初見能力をつける方法です。コラッジオは、大人の指導に読譜が必要であることを述べ、初見能力を高める面白いゲームを提示しています。これ、レッスンに使えるぞ~~ヽ(´▽`)/

他にも、ブラインドタッチの練習法を、鍵盤の探り方や左右のどちらの手を見るか・・という、びっくりするほど具体的でわかりやすい指導法が書かれています。

二部は時代様式と演奏法です。今まで私は、「古典派とロマン派のアルベルティ・バスの奏法は違う」ということを、単に「音楽表現の方法が違うからそんなもんだ」と思っていました。でも、この本ではピアノの変遷はもちろん、演奏された場所までしっかり説明されているので、「なるほど!」と納得✩

一番面白いのは「あがりの克服法」です。舞台で緊張しないための練習法がいくつか書いてあって、そのうちの一つが「話をしながら弾けますか?」です(弾き歌いじゃないっすよ)。これが、「集中力が途切れる練習」になるそうです。うははは!

ただしこの本は、結構演奏レベルが高い生徒さんを指導する際に役立つ本だと思いました。少なくとも「大人のピアノ初心者向け」ではありません。

なぜなら、生涯教育学の視点からみると「?」と思う点もあるからです。例えば初見奏の「目」のところですが、加齢による機能低下をどう捉えるかなど、健康科学に関する課題です。

Amazonレビューには「初心者の方から・・」とか書いてありますが、「んなことねえだろ」と思います(笑)。興味のある方はぜひお読みください✩


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