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ピアノの先生の副業について:まとめ

今読んでる本に面白いことが書いていました。
男性に比べると女性は労働時間がかなり長い。なぜなら、フルタイムで働いたあとに家事労働をしている女性が多いからです。でも、過労死は男性に多い。多忙なはずの女性は死にません。

その理由を柏木恵子(心理学者:東京女子大名誉教授)は、著書で「女性がいくつもの顔をもち、ネットワークを広げることで社会的に発達しているからだ」と言っています。色んな世界をもっていることは、大変なように思えますが、ひとつのことから受ける不安を解消することにも役立っているんですね✩


岩波新書ですが、結構読みやすいですよ✩


そういえば、放射線治療の帰りにレッスンに来てくださったがん闘病中の生徒さんが、こんなことをおっしゃっていました。

家にいて病気のことを考えると不安になる。でも家事をしたりピアノを弾いてると、一瞬だけど忘れるんですよね。そのあと「頑張ろう」と思えるんですよ。それでね、実はパートの面接に行ってきました。ふっふっふ


昨日この生徒さんは、見事に放課後児童クラブの非正規職員に採用されました✩

柏木恵子さんは、「石の上にも3年」といいますが、じっとしていたら発達はない。その3年をどのように過ごしたかが重要です」と書いています。

ピアノ教室の運営はどこも厳しい状態です。だからと言ってじっとしてても始まらない。また、ピアノの先生の副業は、収入のためだけでもありません。人間的な成長のために必要なんです✩これが発達心理学の視点ですねヽ(´▽`)/

ただ、ピアノ教室をしながらの副業探しは結構大変です。時間的な制約がある上に、ピアノの先生は、「プライドが高い」「仕事ができない」と、結構イメージが悪い。また、自宅ピアノ教室を何年やってても、そんなのはキャリアに数えられません。

で、以前も書きましたが、おすすめは「保育補助」です。近くの保育園に行って平日の午前中だけパートさせてもらう(補助だと保育士資格が必ずしも必要ではありません)♪

そこでは毎日、生きた音楽指導が行われています。ダルクローズじゃなくても保育現場での音楽体験は、必ずご自宅のピアノ指導に役立ちます。保育・介護関係は人手不足なので喜んでくださると思います。
喜んで迎え入れてもらって、賃金をもらいながら学べるって最高の学習環境ですよヽ(´▽`)/

以上で、「ピアノの先生の副業について」の項を終わります。ご清聴ありがとうございました(←修論発表会かよ 笑)


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