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大阪楽友協会)のピアノグループの研究演奏会を聴きに行きました。
トップバッターの演奏者は高齢の方でした。全曲暗譜で、音色がとっても綺麗で優しくてびっくりしました。家に帰ってお名前を検索すると、付属池田高校の教員をされていたようで、なんと!1998年に定年退職されています。80歳超えてらっしゃる?きゃ~!びっくり!私も頑張らなくちゃ!
第2部は連弾とソロで、全然知らない曲ばっかりでした。でも演奏者の名前を検索すると、あちこちでヒットします。凄い!さすが特音です✩
演奏会の最後は、チェロの大木愛一先生(大阪教育大学教授)と、大人のピアノ研究会の実技顧問をしてくださってる田中紘二先生(大阪教育大学名誉教授)のピアノによるショパンの「ピアノとチェロのためのソナタOp.65)でした。
それまでと空気が変わりました。もちろん、それまで演奏された先生方も素晴らしい。でも、違うんです。
田中先生は以前、『本番には魔物がいるから、何が起こるかわからない。色々心配しても無駄なんですよ。ただ、演奏は「どれだけ自分がその曲に真摯に向き合ってきたか」ということは、必ずでます。だから、普段の練習では、その姿勢が大事なんです』とおっしゃっていました。
本番の田中先生の音は、細かい音まで丁寧に演奏されていました・・っていうか、細かくて見落としてしまう音ほど大切に扱われていました。チェロの大木先生もそうでした。
先生方の演奏を聴くと、癒される。それは、メロディの美しさとかだけじゃなく、そういう「音の扱い方」を感じるからじゃないかと、ふと思いました。
ちょっとうまく言えないので、このことはまた次回まとめることにします✩孫の世話で忙しい日々を送っていますが、本当に楽しい一日でした。参加してくださった先生方、ありがとうございましたヽ(´▽`)/
「京都大学と京都市立芸術大学による交流の午後」と副題のついたコンサートです。毎年行われてて、入場は無料。
場所は京都大学百周年時計台記念館の百周年記念ホールです。(だから「クロックタワーコンサート」)指揮は、京芸の増井信貴先生と学生さん。演奏は、京都市立芸術大学アカデミーオーケストラ(大学院管弦楽団)
増田先生のお話が面白かったのでここに忘れないように書いておきます✩
1.第1バイオリンが左側に集結する今のオケの並び方は、フルトヴェングラーから始まった。それまでは両翼配置。理由はステレオの発明。
2・モダンホルンは、ナチュラルホルンのいくつかの音が重なったもの
3.「おもちゃの行進曲」は、どうもレオポルトが名前を貸しただけらしい。
4.Bet5以前の交響曲にはTbとPiccは入っていない。
5.「未完成」は、実は楽譜スケッチが残っている。第3楽章はホルンが活躍する。第4楽章は、シューベルトの作品かどうか疑わしい。タワレコにいくと、第4楽章まである「未完成」のCDがある。
6.Betがオケの形を作った。その後恐れ多くて交響曲を作らなかったけど、ブラームスが頑張って第1番を作った。でも4楽章がBetの第九歓喜の歌に似てるのパッシングを受ける
7.クラシック音楽は普遍性があるので、ナツメロにならない
このなかでクラシック音楽の普遍性が一番面白い。芸術美学な話になると思うと、ワクワクします✩時間があるときに、調べてみますヽ(´▽`)/
生徒さんからチケをもらったので、大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部特別演奏会を聴きにいってきました。実は、吹奏楽の演奏を聴くのははじめてです。「高校生のクラブ活動なのに、なんで大ホールは満席なんだ?チケット代金とかいるの、変だろ・・」と思ってました。
でも、一曲目の「花は咲く」を聴いて、そんな考えはぶっ飛びました。めちゃうまい!指揮者の丸谷先生のお話もすげ~面白い✩あっと言う間に1部が終わりました。
2部の最初に先生が、客席に向かって「指揮をしたい人いますか?」とおっしゃったとき、小学生の男の子が手をあげました。とっても可愛い指揮でした。
「もう一曲、誰かいませんか」とおっしゃったので「はい!」と手をあげました。丸谷先生から、「佐渡裕からもらった指揮棒です」と、持っていた指揮棒を渡されたので、客席と団員に向かってお辞儀をして指揮をさせてもらいました。曲は、聞いたことがない行進曲でした✩
私はちょっとだけ、カルロス・クライバーを意識して指揮棒の先をちょいちょいと振ってみたりしました。うははは!

ここで視聴できます
丸谷先生から、ご褒美で淀工のアイーダのCDをもらいました。(CDとか出してるってすげ~じゃん!)と思った。さっきネットで調べたら、有名な吹奏楽クラブらしいです。きゃ~驚いた✩
帰りに色んな人から、「指揮、すごく上手でしたよ」と褒めてもらいましたヽ(´▽`)/
Piace(ピアーチェ)とは、フルートの川口知子さん(ヤマハPMS講師)とピアニスト武林美和さんのお2人の室内楽ユニットです。朝1から近所の保育園で訪問コンサートをされたので、行ってきました。
保育園の門をくぐると元気な園児の声がいっぱい聞こえてきました。元保育士の私は、それだけでワクワク~~!一瞬(パート募集してないかな)とか思った(笑)
演奏は、「山の音楽家」「春の歌」などの童謡から、ヴィヴァルディの四季「春」、桜にちなんだ曲など、春らしい曲と、ドラえもんやジブリなど、子どもが好きな曲をいっぱい演奏されました。「フルートと園児の長い息比べ」や「先生の飛び入り演奏」もありました✩
最後の曲は、アナ雪でした。川口さんが「アナ雪をします」というと、子どもたちから「わあっ!」と歓声が湧き、子どもだけでなく先生も大きな声で歌ってらっしゃいました。
Piaceの先生方、素敵な演奏をありがとうございました!また保育士をやりたくなったぜ~~✩では、塾のバイトにいってきま~す✩
昨日は
第1回ポピュラーピアノ勉強会(大人のピアノ研究会主催。詳しくはリンクをクリックしてね)がありました。で、そのあと、母校の大阪教育大学にいきました。
実は今月末に、
大阪教育大学第2部創立60周年記念式典があり、田中紘二先生(Pf)と大木愛一先生(Vc)の演奏があるのですが、私は楽器店の仕事があって聴きに行けません。それで、音合わせをM1の
DIVAさんと一緒に見学させてもらいました。
【ショパン:チェロソナタ】
ミレニアムホールに入ると、先生方はちょうどショパンのチェロソナタ(第3,4楽章)の音合わせをされていました。その時、田中先生は(写真には写っていませんが)プリュートナーで伴奏されていました。
演奏後、チェロの大木先生から感想を聞かれたので、「ショパンのチェロソナタが存在することをしりませんでした。ピアノの詩人と言われたショパンとは思えない、とてもかっこいい曲です」と答えました。
すると大木先生はうんうんとうなずきながら、「粗忽な弓を使ったのです」とおっしゃいました。みると、大木先生の横には3本のチェロの弓が置かれていました。チェロに弓の識別があることをはじめて知りました。
次に大木先生は弓を持ち替えて(たぶん優雅な音色のする弓だと思う)、田中先生に同じ曲で今度は、ベヒシュタインでの伴奏をお願いされました。
驚きました!同じ曲がこんなにも違う。ベヒシュタインでは、チェロとピアノが互いに慈しみ合いながら曲を編んでいるのがわかりました。互いの自己主張が強いプリュートナーとは違います。断然、ベヒシュタインの方がいい。ショパンらしい。
先生方に感想を伝えながら、私は(生徒さん家にあったプリュートナー(up)は、ショパンにピッタリなピアノだったのにおかしいなぁ・・)と思っていました。何でベヒシュタインは、どっちかというと古典派向きだと思ってたのに・・・。
【サン=サーンス「白鳥」】
大木先生は「サービスで『白鳥』を弾きます」といい、同じようにプリュートナーとベヒシュタインで弾き比べを聴かせてくださいました。
今度はベヒシュタインよりプリュートナーの方がいいんです。ピアノが栄える。こんなことってありますか?自分の耳がおかしくなったのかと思いました。いまでも何だか不思議な気持ちです。自分の感想が過去の知識と結びつかないので戸惑っています・・。
補足:白鳥のピアノ伴奏
白鳥を聞いているとき、田中先生のピアノ伴奏が物凄く複雑なことに気づきました。それで、「先生、今まで聞いた伴奏と違うのですが、なぜですか?」と聞きました。
すると、「本当は2台のピアノで伴奏するんですけど、僕一人なのでくっつけたんですよ」とおっしゃいました。要するに2人分を1人で演奏されてるんです。これにはびっくり!どうりで複雑なはずです。
そんなことをされるのは、田中先生しかいらっしゃらないでしょう。大木先生は笑いながら、「楽譜を出版するかも」とおっしゃったので、「出版されても誰も弾けませんわ」と返したら、笑ってらっしゃいました。
何度も書きますが、大学教授の戦闘能力はびっくりするほど高い。研究者はさらっと凄いことをするのでいつもびっくりします✩難しいことをさらっとするのは、超かっこいい!リベラーチェのようです(笑)
それにしても、何でプリュートナーがショパンにあわなくて白鳥に合うんだろ。反対じゃないのかなぁ・・。おかしいなぁ。。
昨日は、渡辺邦孝先生(大阪芸大)のコンサートに行かせて頂きました。珍しいレアな楽器がいっぱいあって、それが生で聴けるとっても珍しいコンサートです。
二部の途中で先生が鬼太郎のマスコットをもって、「誰かテルミンをやってみたい人はいませんか?」と声をかけられたので、「妖怪博士の私がやらなきゃ!」と手を挙げました。
演目は「ゲゲゲの鬼太郎」。この写真だとわかりにくいですが、私は右手にマスコットをもっています。鬼太郎を持って鬼太郎の曲を演奏するなんて、超面白い!うははは!
演奏は・・実は全然できませんでした。テルミンはポルタメントの扱いが超難しい。はじめて触った楽器で勝手がわかんないし、電子楽器なので感電するんじゃないかと思って、ちょっと怖かったです。けど、幽霊みたいな音が出て、本当に面白い!
数年前行った三木楽器のオタマトーン講座の講師が渡辺先生でした。その時は、「何だか変わった先生だなぁ」と思ってたのですが、やっぱり変わってらっしゃって(失礼!)、珍しい楽器をいっぱい演奏して、それをYou TubeにたくさんUPされています。
昨日演奏された楽器別に、動画をピックアップしました。是非みてください✩
◆ピアノ:熊蜂の飛行(リベラーチェ風)
超絶技巧を笑いながら弾きこなす「リベラーチェ」というピアニストがいたらしいのです。
渡辺先生は、「リベラーチェがとっても好き!僕の芸風はこれだ!」とおっしゃってました(笑)
http://youtu.be/6r1t2RjCBMg
◆アンデスF25(鍵盤笛):ラ・メール
簡単そうに見えますが、結構難しい。こんな風に弾けたらいいなぁ・・がんばろ!
http://youtu.be/70Imsk7Mc_E
◆クラビオラ:ヒッチコックのテーマ
http://youtu.be/2j4cqwIwXlM
先生が歌手のAIKOの編曲をしてる時にこれを弾いたら「悪魔の笛」と言われたそうです(笑)
◆ハモンド44ハイパー:愛は夢の中に
http://youtu.be/VyRDXHa1P2Q
鍵盤ハーモニカが両手弾きできるとはしりませんでした!
実際に見ると簡単そうなのですが、手が逆なので私にはムリ。。
◆アコーディオン&シンセサイザー:ラデツキー行進曲
http://youtu.be/CV3GIHN7xNU?list=UU1WHGcU93qmobGJN4aGKBoA
昨日のコンサートのアンコールがこれでした。ニューイヤーを思い出しました(笑)
◆オタマトーンデラックス:アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー
http://youtu.be/_xVwtl50Jlo
「これは練習の成果がでない楽器です」というコメントにはワロタ~!確かにその通りです!
◆テルミン:虹の彼方に
http://youtu.be/OKd5dcbc2O0?list=UU1WHGcU93qmobGJN4aGKBoA
何とも不思議な楽器です。何で音がなるのかなぁ。
ちなみに渡辺先生は、「えみこのおしゃべりクッキング」のテーマ曲の作曲家でもあります。とっても気さくで、とにかく先生の音楽を聴いてると楽しくてしょうがない。渡辺先生は、本当に素敵なミュージシャンですヽ(´▽`)/
先週土曜日、大阪教育大学ミレニアムホールで行われた有馬圭亮さんのピアノリサイタルに行ってきました。
有馬さんについて
有馬さんは、現在教育大大学院の2回生で、ジストニアを患っていらっしゃいます。ジストニアとは、ピアニストがある日突然指の自由が利かなくなる病気で、脳の器質的障害だと言われていますが、よくわかっていません。
ここに、レオン・フライシャーの動画があります。彼もジストニアで長い間苦しんだピアニストです。動画をみて戴けるとわかりますが、鍵盤の上で右手の5指が不自然に何度も曲がります。
動画のフライシャーは両手で演奏していますが、有馬さんは左手だけで演奏されていました。見事な演奏でした☆演奏を聴いて、「今まで辛かっただろう」「よくここまで立ち直られたものだ」と思いました。
でもまぁ、ここまでは誰でもそう思うでしょう。
でも私が「凄い!」と思ったのは、有馬さんが「世の中に左手の曲が沢山埋もれている。それを世に出したい」と思い、実際に
左手のアーカイヴプロジェクトに参加し、活動されていることです。
院生やってる時、指導教授がよく「その研究は社会にどう役立つのですか?」とおっしゃっていました。当時は「たかが学生が何かを発信するなんて、できるわけないじゃん」と思っていました。
でも、それは違う。できる・できないじゃなくて、院生はやらなくちゃいけない。社会に目を向けて研究することが必要なのです。研究は自己満足じゃだめだ。修了してそれがわかりました。
「手に障がいがあるのに凄い」という感想はありきたりですし、有馬さんもおそらくそんな感想は欲してらっしゃらないでしょう。それより、自分の運命をそのまま受け止め、(言い方は悪いけれど、それを上手に利用して)自分の生き方の方向性を社会に向けて決められたことが、私は凄いと思うのです。
今現在、「何かイイコトないかな」と受け身でぶらぶらしてる私のような自堕落な人間は大いに反省せねばならん。そう思いました。勉強、頑張ります!!
ラ・プティット・バンド La Petite Bandeとは

1972年S.クイケンとG.レオンハルトにより結成されたバロック・オーケストラ。その名称と構成はルイ14世の宮廷におけるリュリのオーケストラに因んでいる。時代背景の研究による普遍的な演奏様式と解釈を導き続け、その演奏はいずれも高く評価されている。ヨーロッパ各地の主要な音楽祭、コンサートホールにも常に登場しており、その自然で美しい演奏は現在増えてきているオリジナル楽器オーケストラのパイオニアにして最高峰と称えられている。
ずっと楽しみにしてたクイケンに会いに行ってきました!演目は、
管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
———– * ————
管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
です。
ブラ5の第1楽章、cembのカデンツアは絶対聴きたかったのに、仕事が19時までなので間に合わんかった・・!(演奏会は19時開演でした)
何とか、第3曲めにすべりこみセーフ♪管組3、聴きたかったからよかった☆
管組第2曲Airは、G線上のアリアでよく知られてますが、古楽器では全然違うから、これが面白いんです。オケだとやたら抒情たっぷりに演奏しますが、古楽器は至ってシンプル。特に通奏低音の運びのア―テュキレーションが全然違うから、聴いていてワクワクします!
遅れて行った・・というのもありますが、あっという間の時間でした。
ところが、先に夫婦で来てた音楽仲間のシャル君が、「CDを買ったらクイケンが出待ちでサインしてくれる」と言うのです!「マジっすか!」思わず、管組のCDを買いました。
コンサートが終わって出待ちにいたら、サイン会が始まりました。シャル君に「クイケンは何語?」って聞いたら、「ベルギー人だからオランダ語かフランス語」と言いました。うわ、話せない・・。
それで私の番になった時、「Good evening」と言うと、にっこり笑ってくれました。クイケンと目が合った!!幸せ~~!!
シャル君はフランス語が話せるので、何かやり取りしてました。
下の画像は、クイケンのサインをもらったCDと、シャル君の旅行のお土産、ベルリンフィルの名札かけです。忙しかったけど超幸せな一日でした(=^・^=)

24日(土)は、関フィル(関西フィルハーモニー管弦楽団)の名曲コンチェルトに行ってきました。音楽仲間の井阪あゆみさん(ピアニスト)が出演されてました。演目は、ラヴェルのピアノコンチェルトです☆
身内びいきとかでなく、本当に素晴らしかった!今までのあゆみさんの演奏の中で、私は一番好き!理由は、ラヴェルっぽい演奏だったからです。
ラヴェルは、「ボレロも遊びじゃないか?」と言われてるぐらい音楽の中に「楽しさ」を追求した作曲家です。ただしピアノの難易度は高い。だから、多くのピアニストはリストを弾くような感じでラヴェルを演奏するので、実はあまり好きではありませんでした。
でも、本当にラヴェルっぽい演奏でした!素晴らしい!やっぱ、ラヴェルはこうじゃなくっちゃ~~☆(以下は、動画を再生しながら読んで頂けると嬉しいです♪)
【ラヴェル:ピアノコンチェルト第2楽章】
それに対比して、2楽章は別の曲の顔をもっています。2楽章はピアノソロから入るのですが、思わずオケの存在を忘れるほどピアノがしっかり歌ってくれます。映画音楽のようにピアノのバックに流れるストリングがとても綺麗☆
でも、途中からやっぱり和音がおかしくなって、「はぁ?」と思います。もちろん印象派はそうでなくちゃイカンのですけど
【ラヴェル:ピアノコンチェルト第3楽章】
コンチェルトの第3楽章はどの作曲家の曲も集大成なのですが、ラヴェルは凄い。もう、何が何だかわからない。それに超短い!こういう構成をやってのけるのは、さすがラヴェルだな~と思う(笑)
そういうわけで、ピアニストは作曲家の意図を再現することが正しいのか、自分を表現するのが正しいのかは、未だに意見が分かれるところですが、私は古い人間なので、こんな風に作曲家の意図を再現してもらえるような演奏はとても嬉しい☆
最近は、「モーツアルトはこうである・ショパンはこうである」と散々説明しておきながら、「それはさておき」と自分本意な演奏をするピアニストが多い。表現の押し付けに近い。これ、結構しんどいんですよね・・☆

会場の出口で☆(あゆみさんは演奏の時とっても素敵な桜色のドレスを着てたのに、なぜか着替えてた)
◆ヨハネ受難曲 byテレマン
昨日は、夙川カトリック教会で音楽仲間はるるちゃんが所属する、日本テレマン協会の演奏会がありました。はるるちゃんはソプラノです。毎度のことながらカッケ~~☆
あとでわかったことですが、演奏会の当日は熱っぽかったそうです。前日に「具合が悪い」と聞いてたので心配してたのですが。でも、演奏ではそんな姿は微塵もわかりませんでした。さすがプロ☆
テレマンのヨハネははじめて聴きました。ひとことで言うと、「素直だな」という印象です。全54曲のどれもがさらっと流れるのです。全体がdurで構成されていること、メロディがわかりやすいことなど、バッハのそれとは違う。正直なところ、バッハを聞きなれていると物足りなさを感じます。
でも、教会で受難曲を聴けるって、これ以上の贅沢はありません。特に日本テレマン協会の演奏は、ここでするのが最高にいい。毎回満席で時々立ち見で辛い時もありますが(笑)
追記
テレマン協会HPのTOPに「日本テレマン協会エグゼクティブアドバイザーと名乗る者がいますが、協会とは関係ありません」と書いてあったのでびっくりしました。(関連記事)この方と食事をしたことがあるからです。この方です伯爵のニックネームをもつ、温厚な方だったのですが・・
◆ライブハウス
その後、フェイスブックで知り合った先生のライブに行きました。教会から歩いてすぐのところの、「ギャラリームームー」というライブハウスです。とっても感じのいい若いオーナーさんで、昨日は数組が演奏される予定のようでした。
知り合いの先生は、pf・fl・ベース・drの4人のバンドで、ドラムを担当されていました。とっても楽しそうでイキイキされてました!
私のお気に入りは「ひこうき雲」です。ウクレレの伴奏とフルートのメロディが素朴で心に染みました。
・・こんな感じで、昨日は音楽三昧の一日でした。今日は大学院の発達人間科学講座加藤研究室の飲み会に行ってきます!(^^)!

前世の義弟、シャル君の演奏会に行ってきました。ドイツレクイエムは本当に綺麗!聴いていただけるとわかりますが、モーツアルトやフォーレとは違う風景をもっています(当たり前ですが 笑)
モーツアルトは各場面がとてもわかりやすいメロディで構成されています。フォーレは、それに加えてピエイエスに代表されるように、ソリストに個性があって、旋律の美しさがダントツです。ブラームスは、和音そのものが美しいんです☆
斉藤秀雄は「ブラームスの音楽は言葉だ」と言いましたが、本当にその通りで、どの曲も息遣いが聞こえます。その息遣いが和音です。だから、「ポン」と音を出す箇所が一度もない。
ブラームスのピアノ曲は、ふわっと音を出すことが要求されます。これが難しいんですよね・・。アーテュキレーションを入れすぎると軽くなりすぎて後期ロマン派じゃなくなる。。。ほんとにブラームスは難しい。
でも、このふわ~っとした雰囲気がとっても好きです!
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