本日 335 人 - 昨日 620 人 - 累計 1557658 人
放送大学大阪センターでは、年4回、「みおつくし」という機関誌を発行しています。
No.65 みおつくし表紙

先日発行されたみおつくしの65号に、私が載っています。お時間のおありの方は、見てくださいね。タイトルは、「三上香子さん作品が北野生涯教育振興会懸賞論文二席に入賞」です。

詳細はこちら⇒No.65.pdf



放大には、私なんかよりもずっと生涯学習経験をつんだ方や、優秀な学生がいっぱいいます。そういう方にもぜひ応募してもらいたいなぁ。もちろん私も頑張ります☆


昨日、無事に学部の外部講師の授業が終わりました。それにしても大教大柏原キャンパスは行きにくい。駅から思いっきり山登りです。たまにだからいいけど、毎日だと不登校になるレベルですわ・・。

大阪教育大学写真 大学外観

対象は、必須科目で生涯教育を履修している3回生の学生さんです。私はよく言われる質問をあげて、それを中心に話をさせてもらいました。

よく言われる3つの質問


①おとなのピアノは気楽でいいね
②何で同じ大学院に2度行ったの?
③いつまで勉強するの?

①おとなのピアノは気楽でいいね


これは、ピアノの先生からよく言われます。ひょっとしたら大人のレッスンはヒマつぶしでテキトーでいいのだ、と思ってらっしゃるのかも。。。

それで授業では、「元短大のピアノの先生(70代)」「過去にピアノ学習経験のある女性(70代)」「ピアノ初心者の女性(70代)」「働き盛りの男性(40代)」「バリバリ弾ける30代女性の連弾レッスン風景」この5つの動画を実際にみてもらいました。
(これらの動画は、生徒さんの動画から見ることができます)

大人のピアノは、どこから弾が飛んでくるかわからないので、超楽しいのです!
「大人のピアノは気楽でいいね」の回答は、「気楽じゃないけど結構楽しいよ」になります。

②何で同じ大学院に2度行ったの?


これは、院生仲間からよく言われます。確かに、大学院に2度行った人はたくさんいると思いますが、同じところ・・というのは珍しい。博士課程に行けばいいのに・・とも言われます。

授業では、私のこれまでの研究を学生さんに伝え、「私は、研究者ではないので、博士号はいりません。また、研究が目的なのではなく、研究した内容をもとに『大人のピアノ指導は楽しいよ』ということをピアノの先生に伝えたいのです」と言いました。

私の研究には、大教大のほ~り~先生の指導が必要なのです。「何で同じ大学院に2度行ったの?」の回答は、「またほ~り~先生の指導を受けるため」です。他の先生じゃだめなのです(注:ほ~り~先生は「よそに行ってほしい」といつも言うてますが 笑)

③いつまで勉強するの?


これは、身内や主婦仲間からよく言われます。過去の私の研究では、2点において指導者の意識の変換が必要だという結論を得ました。

そういう意味で、ちょっとややこしいですが、「いつまで勉強するの?」の回答は、「ピアノ指導者の意識の変換が見られるまで」になります。たくさんのピアノの先生が、子どもを指導するのと同じように、大人の指導にも生き甲斐をもって楽しく指導されているのを見るまで頑張ります☆

まとめ


以上が昨日の授業の内容です。他にも学生さんに質問したり、質問を受けたりしました。楽しい1日でした(=^・^=)


明日、大阪教育大学の学部の授業をさせてもらいます・・と言っても、私に大学の授業ができるはずがない。外部講師として自分の話をするだけです。誤解されませんよ~に(笑)

で、実は今年で3回目です。そういうわけで今回は頑張ってパワポを作りました。こないだから練習してるけど、ち~っともうまくいかん。仕事が終わったらまた練習します。応援してね~☆

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大阪教育大学大学院健康科学専攻パンフレット


大学院の成績発表がありました。後期は2科目が「秀」で残りは全部「優」でした。これで大学院の成績は全て秀か優です☆これなら特別枠でまた今年も学費免除が認定されるかも!早速授業料免除申請します。

ほんとは2度目の大学院なのですから全部秀でもおかしくないんですよ。でもムリでした(笑)子どもの時から「大学にはお金をかけずに行こう」と思ってたので、昔も今も免除生です♪ただ、お金のために勉強してるんじゃないかと思う時もあります。これは本末転倒じゃああああ~(=^・^=)

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・・・というわけで、大阪教育大学大学院健康科学専攻(夜間)のパンフレットにちょこっと小さく載っていました。大教大学院健康科学専攻に興味のある方はご連絡ください。教授の事前面談に協力させて頂きます☆

(公財)北野生涯教育振興会『生涯教育だより』


11月の懸賞論文授賞式の様子が載ってる会報誌が送られてきました。ド派手なピンクのジャケットを着てるのが私です。しまむらで1500円でした(笑)

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では、今日も小銭を稼ぐため、仕事に行ってきますだおかだ。


広島大学大学院博士課程の院生の平山裕基先生が、とても興味深い記事をfacebookにUPされていたので、紹介させて頂きます。

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ソロ楽器の伴奏をさせてもらっているとき、「あ、走ってるなぁ」と思うことがあります。ソリストから「走ってるよ」と言われた時もあるし、リピートで戻った時に自分で気づくこともあります。ただ、走りがいつどのタイミングで起こったのかはわからないのです。


記事の紹介


合奏のテンポが“意図せず速くなる”原因解明
東京大学は3月9日、合奏のテンポが、しばしば意図せずに速くなってしまう原因を解明したと発表した。(参考:http://www.narinari.com/Nd/20170342720.html


日経新聞にも発表内容が詳しく記載されていました。
(参考:http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP438992_Z00C17A3000000/


ITメディアニュースには、画像つきで書かれていました。
(参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1703/10/news120.html



「走り」については、今までは「緊張してるから」とか、「○○さんが急ぐからつられるんだ」と考えていましたが、タッピング実験の結果、「早い方に優先的にテンポを合わせる」というタイミング調節メカニズムが働いた結果だそうです。

最近の音楽研究の傾向


今回紹介された論文もそうですが、最近はタッピング(指の動き)やアイトラッカー(目の動き)、脳の可視化システムを使った研究が盛んに行われています。

今まで努力や根性で練習を重ねて克服してきた色んな音楽奏法に関することが、科学的根拠に基づいて証明されています。「うわ、そうだったんだ!」と思う事が多い。この「走り」の論文も、そのひとつです。

今後の課題


これは、昨年平山先生にお会いした時にもお話したのですが、原因がわかっても対処の仕方を教えてくれる研究者が少ない。今回も、「走り」のメカニズムはわかったけれど、どうすれば走らなくなるのか・・がよくわからない。

例えば、ピアノ連弾指導の際にも「走り」はおこります。原因を探ろうとprimoとsecondを別々にメトロノームをかけて弾いてもらっても、ずれてない。2人で合わせると「走る」のです。これはどう指導すればいいのか。それがわかりません。

ただ、平山先生の「あがり」の研究や今回の「走り」の研究は、ピアノ指導者としては、目からウロコの内容でした。発表された内容をもとに、実践を頑張ります☆


放送大学大阪センターに、西原先生の絵と、私のエッセイが掲載されている本が展示されました☆絵には、プレートとともに、西田先生のメッセージが書かれています。

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向かって左は、絵の作者で西原浩先生(元阪大工学科教授・元放送大学大阪センター所長)、右は、西田 正吾先生(大阪大学名誉教授・現放送大学大阪学習センター所長)です。

プレートの文字


プレートには、「三上香子さんの2016年度北野生涯教育振興会投稿論文二席を記念して」と書かれてあります。

西原先生の絵


大阪ビジネスパークOBPビルの上から見た、大阪城の景色です。いつかお話させていただきますが、この景色は私にとって思い出深い景色です。

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絵のタイトル


大阪城公園:ツイン21OBPタワーから 西原浩(作:寄贈)大阪学習センター元所長

西田先生のコメント


全科履修生の三上香子さんが書かれた「死に逝く者の学びから得たこと」という作品が、2016年度公益法人北野生涯教育振興会懸賞論文の二席に入賞しました。

この作品は、約10年前に亡くなるまで放送大学大阪センターで学び続けた「Aさん」のことを描いたもので、三上さんからは「Aさん」の思い出になるものを大阪学習センターに残したいというご希望があり、入賞賞金の一部をご寄付いただきました。

そこで、当時所長をされていた西原先生に「Aさん」が生前に勤務し、また{Aさん」と三上さんたちが何回かご一緒したOBPからの景色を水彩画として描いていただき、御寄付いただいた賞金で額とプレートを用意させていただきました。

この図書館にも、三上さんの入賞作品が掲載された本を2冊おいておりますので、是非ご覧ください。

2016年12月21日  大阪学習センター所長 西田正吾


先日、本を読んでくださった放大の学生さんから、ご感想のメールをいただきました。私は落ちこぼれ学生ですが、こういう形で大好きだった友人のことを形に残すことができて、本当に嬉しく思います☆
また、このような形で、望みを叶えてくださった西田先生、西原先生には本当に感謝しています。

お祝いに、ハルカスの「日本料理花外桜」に連れて行ってもらいました。めっちゃご~じゃす!!どのお料理も、それだけで絵になる。びっくりです!料理を芸術だと最初に言ったのはカント(だったかな?)ですが、なるほどです!

私のエッセイは『私の「先生」-誰からも、何からも学べる』の112ページから120ページに載っています。http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027758253-00

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西田先生から、「北野生涯教育振興会が全国の放送大学学習センターにこの本を寄贈してくださった」と聞きました。放大生の皆さんは、ぜひ所属するセンターで読んでください。ご感想をお待ちしています☆


えっ?もうこんな季節!?昨日、放送大学の単位認定試験の受験票が届きました。あせるわ・・。

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「私は、大阪教育大学の大学院生と放送大学の学生をやっています」と言うと、みなびっくりするのですが、5年前はこれに加えて、近畿大学の科目履修生もしていたので、それに比べると楽といえば楽です。

今は、大学院の方では教育実践心理学(行動変容)の実験結果のレポートを書いています。それと、生涯教育学演習の英語和訳と修了レポート。これらは、もうすぐできそうです。

問題は、今月中旬に結果がわかる、学会誌の査読論文です。これが返ってくると、かなり大変です。修正採択や修正再審査の場合は、死ぬ気で修正する必要があります。reject(不採用)だと次の手を考えなければいけません。大学紀要にしてもらいたいけど、これが無理っぽいんですよね・・。

まぁ、ぼちぼち(ぼちぼちじゃ間にあわんけど)頑張ります。応援よろしくお願いします(=^・^=)


勉強、頑張ったよ

2016年09月14日
今日は、勉強のことを書きます。
あ、そうそう。放送大学のことを書いた懸賞論文に入賞したので、賞金の一部を放大に寄付したいと申し出たら、事務長から『所長と一緒に挨拶したい」電話をもらった。びっくり!
「大学院入試に3回も落ちましたが・・」と言おうかな~笑。このことはまた報告します☆

統計学がんばったよ


昨日、大学院前期の成績が公表されました。めっちゃ苦しんだ統計学ですが、なんと「秀」でした!頑張った甲斐がありました☆

内容は、FFPQ-50に関する先行研究内で示された男女による構造の違いによる結果について 、授業で提示されたサンプル課題「大学生のパーソナリティに関する調査」においても同様の結果が得られるかどうかを検証したものです。

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仮説も検証もかなり怪しいので、体裁だけです(笑)

他の科目も秀と優でした。これで後期も多分授業料が免除になると思います。早速、後期の授業料免除申請をしました。これからも勉強頑張ります。水商売も頑張ります☆

 


九州で学会発表してきました。めっちゃ疲れたけど最高に充実した2日間でした☆
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狂言師キングスリー先生のお話


研究発表の前に、珍しい外国人狂言師、キングスリー先生の狂言のお話と舞台があり、能舞台の作りから狂言の歴史と内容なと、とても盛りだくさんでした。

一番興味深かったのは「松竹梅」の話です。『能舞台には「松」「竹」が書かれているが、「梅=花」は書かれていません。花は人です。舞台に人がいて、松竹梅が揃うのです』

伝統芸能は、本当に凄いと思いました。だた、日本の伝統芸能のことを外国人の先生から学ぶのは日本人としてちょっと恥ずかしいなぁ・・とも思いました☆(英語であそびうた! クレイグ・キングスリー 編

学会発表


私が発表する会場では5名の発表者が予定されていました。2番目が大学院の後輩DIVAさんの発表で、4番目が私でした。DIVAさんは声楽家らしく堂々と、とっても綺麗な声で発表されました。

実は今月初めに指導教授に大学の講義室を借りてもらって、2人で発表の練習をしました。DIVAさんの発表は、その時とは見違えるほどスッキリしていて、パワポも見やすく改善されていました。私もDIVAさんが指摘してくれた余分なスライドを削除して九州にきました☆

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緊張したけど、発表は何とか終わりました。研究者からは、「予備調査の内容が甘い。きちんと先行研究からの裏付けをとること」「目以外のエイジングについては、スポーツの研究が最新でたくさん文献があること」「ピアノメソッドは、成人が弾きたいと思う曲に結びつく必要があること」という貴重な意見を戴きました。

懇親会


懇親会では、著名な先生がいっぱいいて、超緊張しました。何を話したか覚えていないほどです。私の前の席は広島大博士課程の院生で、その隣に少し遅れてボディパーカッションの山田俊之先生(九州大学)がいらっしゃいました。


山田先生といっぱい話をしました。本当に優しくてあったかい先生でした。大阪にきてもらって、ボディパーカッションの講座をしてもらいたいです☆

プライベート飲み会


21時から、ホテル近くで10年来のブログ仲間「ぺろりんさん」と飲みました。私のとなりにいるのがぺろりんさん。一度もあったことがなかったのでびっくり!FBで見るよりかっこよかったです(笑)

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ぺろりんさんは会社の社長さんです。で、同じように会社を経営してる友人ときてくれました。会社を経営する上での苦労話などを聴きながら、「社長業は人間が好きな人でないと出来ないなぁ」と思いました。

終電まで飲んで、結局オゴってもらいました☆ぺろりんさん、ありがと~~!

皿倉山と銀河のちゃんぽん


大学院の時の同期が九州で教授をしてるので、朝からホテルに迎えにきてもらって、ドライブに連れて行ってもらいました。皿倉山というところです。

皿倉山は物凄いグニャグニャした道で、車に酔ってしまい、頂上で8回も吐きました(笑)でも、クーラーがなくても風が涼しくて、とっても気持ちよかったです。今の研究のことや院の時の話をいっぱいしました。

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彼は午後から会議があるということだったので、少し早目の昼食で「銀河のちゃんぽん」という店に連れて行ってもらいました。ここは、12時過ぎると長者の列ができるらしい。

私はちゃんぽん、彼は焼きそばを頼みました。どっちにもなぜかカツが乗ってました。カツは嫌いなので食べてもらった(笑)

口でうまく言えないのですが、びっくりするほど美味しいちゃんぽんでした。あんなちゃんぽんは大阪にはない。生まれてはじめて食べた!感動しました!!

終わりに


夏の移動は暑くて大変ですが、行ってよかった。それに案外大阪~九州は近いと思いました。また行きたいなぁ☆・・さぁ、これから学会提出用の論文を書きます。頑張るぜ~~☆明日は塾の夏期講習の最終日です。これも頑張るぞ~!

明日から学会発表のため、九州に行ってきます。タイトルは「エイジングに則した成人の初心者用ピアノメソッド:滝本裕造のピアノの基礎を中心に」です。

さっきから発表の練習をしていますが、カミカミでめっちゃヘタ。けど、私はそもそも研究者じゃない。とにかく「大人のピアノ学習はこんなに面白いんですよ!」ということが伝わればいいなぁと思っています。

調査協力してくださった8名の先生のご恩に報いるためにも頑張ってきますので、応援よろしくお願いしますだおかだ♪

  

先日、指導モニターを募集したところ、5名の先生がエントリーしてくださいました!ありがとうございます☆

モニター募集

完全にボランティアなのに大切な生徒さんに対して、「実験」をして頂けるなんて、本当に感謝しています。

過去にも私は何度も調査をさせて戴きましたが、どの先生も「えっ?これでいいの?みかんさんの役に立ってるかな?」とおっしゃってくださっています。

とんでもない!どの発言もすべて、宝の山です!私にとっては失礼ですが、天皇陛下のお言葉よりありがたい☆

そのような先生方に支えてもらって、私の拙い研究は成り立っています。研究者でもないのにここまでできたのは、指導教員の力もありますが、調査に協力してくださったピアノの先生のおかげです。

あと少しで、研究がまとまります。どうか、ご協力よろしくお願いします☆

 

毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。
さて、現在、滝本式ピアノ教本を使ったモニター指導調査に協力していただけるピアノの先生の募集をしています。

【モニター要件】
・趣味のおとなを指導されている方
・自宅でピアノ教室をされている方
・インタビュー調査(対面・電話・メール)が可能である方

【内容】
おとなの学習者に滝本式ピアノ教本を使ったレッスンを行って頂き、指導前と3か月後の学習者の進捗状況や様子、先生のご感想などを報告してください(教本は1冊お渡しさせて頂きます)

【謝礼】
学術研究のため、申し訳ありませんが謝礼はございません。ただし、よろしければ、お渡しした教本を生徒さんにお売りしてください(定価2000円)。
また、貴重な調査結果は学会発表をして論文にし、世の中に出したいと考えています。

上記をお読みになり、調査ご協力いただける場合は、モニター募集フォームへご入力ください。

なお、ご入力いただく個人情報につきましては、調査研究のみに使用し、また研究目的以外の第三者に提供することはありません。
どうかよろしくお願いします。

大阪教育大学の公開講座、教員等研修講座「筝から始まる音楽教育」に参加してきました。講師は、小島律子教授(音楽教育講座)と、菊富士純子(非常勤講師)です。

受講対象は現役教員だったので、私以外はみな、現職の小中学校の先生でした。なぜか全員女性。

内容は、「和楽器合奏プログラム」から抜粋されたもので、実際に筝を演奏したり子どもたちの様子をDVDで見たりして、とても有意義なものでした。すぐに、小学校の現場で使えそうです!

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詳細はこちら


ただし、私は教員じゃありません。11月のイベントでレクチャーするために受講しました。ただ、「これは使える」と思う内容がいっぱいありました。

まず、キーワードは「わらべうた」学校教育音楽系の論文には、結構「わらべうた」が使われているのですが、理由がわかりませんでした。でも昨日はわかりました。2音でリズムがあるってわらべうたの特徴なんですね☆

本当に楽しい講座でした。筝をもっとやりたいと思いました!(^^)!

 

11月にお琴のレクチャーをすることになったので明日、大阪教育大学の公開講座「筝からはじまる音楽教育」に参加します☆後期は大学でも筝曲を履修する予定☆

この動画は2009年の楽器店の発表会のときのもの。あんまり上手じゃないけど、実はお琴はちょっとは弾けるんですよ(笑)


時々手をひっこめてるのは、爪が外れそうになってるんです。きゃ~(爆)

 


昨日、ブログと同じ記事(ベートーヴェンとカントの美学)をFBにアップしたところ、「何の話やねん」というコメントをいくつかもらったので、簡単に説明させてもらいます(笑)ただ、単に授業を休みたいためだけにパパッと書いたレポートなので、裏付けが全くない。ごめんね~☆

1.自然美と芸術美


「美」には、自然(例:風景)と、それを証明する人(例:画家=芸術家)があって、どっちが上かという問題を、古代ギリシャの時代から哲学者や研究者は未だにあ~だこ~だ言ってます。

(1) カントとヘーゲル
ドイツの哲学者カントは、「自然が上だ」と言う人です。理由は、芸術には商売のための邪心があるから。それに対して同じくドイツの哲学者ヘーゲルは、「芸術が上だ」と言っています。理由は、自然は単にそこにあるだけなので、美を証明するためには人の力が必要だから。

(2) カントとシラー
ドイツの詩人シラーは、カントを崇拝しています。カントを研究し、人間の内から溢れる情動(自由で自然な精神)を尊重しました。

2.シラーと第九の魅力


そんなシラーの詩を、ドイツの作曲家ベートーベンは交響曲に使いました。第九は、第1・第2・第3楽章それぞれに素晴らしい音楽なのですが、第4楽章ではそれを簡単なメロディで打ち消して、最後はシラーの詩をもとにした大合唱で終わる構成になっています。

3.2つのベートーヴェン像


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(1) ロマン・ロランのベートーヴェン像
哲学的で重厚な曲を作るベートーヴェンには、「難聴を克服し苦悩しながら素晴らしい曲をいくつも作曲した神様のような人」という世界的なイメージがあります。ベートーヴェンと神格化し広めたのは、フランスの理想主義者ロマン・ロランです。

(2) 滝本裕造のベートーヴェン像
ところが、それに意を唱えた人物がいます。音楽美学学者で京都ベートーヴェン研究所所長の滝本裕造は、「ベートーベンは偉大だ。でも普通の人である」とし、ベートーヴェンの人間らしさを著書にしました(偉大なるベートーヴェンの詳細はこちら(発売中)
 
(3) ロランと滝本の共通点
ロランも滝本も、ベートーヴェンを偉大だと認めている点は共通しているのです。ただ、ロランはベートーヴェンを神格化して民衆に崇め奉らせようとし、滝本はベートーヴェンの人間臭さをアピールすることで、「普通の人だけどやっぱりベートーヴェンは凄い」と思わせようとした。
どちらも方法は違いますが、ベートーヴェンを愛していることに相違ありません。

4.日本人とベートーヴェン


 (1) 日本人と第九
「1万人の第九」に代表されるように、ベートーヴェンの曲のなかでも第九はもっとも日本人に親しまれています。

 (2) 日本人とベートーヴェン像
なお、ほとんどの日本人は、ロランのベートーヴェン像を信じています。その理由は、ロランと滝本の知名度の差もありますが、私は日本人の特性に関係していると思っています。

日本人は、苦労して名声を手に入れる人が好きです。耳を患い、貧乏暮らしの中で苦しみながら作曲するベートーヴェンの方が、耳を患ってても別荘をもっててお手伝いさんに世話されながら作曲してるより応援したくなるんですよね(笑)

おわりに


(ここからは完全に私の妄想です 笑}実はカントは美の対象として音楽を認めず、音楽家は最下位に設定していました。美の最高位は詩人です。だから詩人のシラーはカントが好きなのでしょう。

先に書いたように、ベートーヴェンの第九は、楽器演奏を打ち消してシラーの詩の合唱で締めくくられます。これは、楽器演奏(芸術美)より合唱=人の声(自然美)が優位だと言う、カントの思想そのものだと思います。

うまいこと考えたと思いませんか?ベートーヴェンは、カントやシラーの自然美を有意とする美学哲学を巧みに使って、カントが認めなかった音楽でそれを証明したのです。誰も傷つけず・批判せずに最高の形で思想を表現したのです。すばらしいったらありゃしない☆

で、こういうことを思いつく人間は、苦悩の人では無理です。それは長い間主婦をやってた私にはよくわかる。意表を突くアイデアは、いつも遊びから出てくる。遊び人の柔軟な思考能力が必要だ。

そういう意味で、ロランのベートーヴェン像はおかしい。私は滝本のベートーヴェン像がより真意に近いと判断したのですが、いかがでしょうか?

院の木曜日の授業を休ませてもらうために、任意でレポートを提出しました。タイトルは「ベートーヴェンとカントの美学」。

ベートーヴェンはシラーをうまく使って、カントの批判的判断や詩人追放論を覆してる(と私は思ってる)から、めっちゃ面白い!!時間があったらレポートじゃなく、ちゃんと書きたいなぁ。

けど、統計学の宿題やらなくちゃ!α値をこじつけて頑張ります(笑)あともう少しで夏休みだ☆

章立てだけ貼りつけます。興味のある人は連絡くださいね。音楽美学について話しよ~(って、遊んでる場合じゃないし 笑)

はじめに
1.自然美と芸術美
 (1) カントとヘーゲル
 (2) カントとシラー
2.シラーと第九の魅力
3.2つのベートーヴェン像
 (1) ロマン・ロランのベートーヴェン像
 (2) 滝本裕造のベートーヴェン像
 (3) ロランと滝本の共通点
4.日本人とベートーヴェン
 (1) 日本人と第九
 (2) 日本人とベートーヴェン像
おわりに




ピアノを弾かずに練習しても、ピアノを弾いて練習したときの60%は演奏向上がみられる・・昨年、こんな面白い論文が公開されていました。

論文はこちらです。リンクをクリックすると読めます。

戸川晃子「「ピアノを用いない練習」による演奏表現向上に関する研究」神戸常盤大学紀要8, pp.35-43, 2015年。
論文はここで読めます



ただ、調査対象者が短大生なので、高齢者にも研究結果が該当するか・・という問題があります。それと「ピアノを用いて練習しない」という条件が少々わかりにくい。

ピアノさえ使わなければ膝の上で指を動かしてもよかったのか、声に出して音階を歌ってもよかったのかなどです。

もし、指は動かしてはいけないし、階名を歌うことも禁止されているなかで60%の演奏向上率だとしたら、指を動かして階名を歌えば、もっと測定値が高くなったはず☆

それでも、この論文結果は面白い!「ピアノを習いたいけど楽器がないから・・」とおっしゃる大人の方に「ピアノがなくても大丈夫。頑張りましょう!」と言える証拠ができた!やったね!(^^)!

  

昨日は、1日講師として教養学部の授業をさせて戴きました。
タイトルは、「人はなぜ学び続けるのか」、内容は「大人のピアノ教室について」と、私自身の学びについてです。

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大阪教育大学柏原キャンバス


レジュメには、学生さんにわかりやすいように学習者の分類を記載しました。大人のピアノ学習者は、大きく分けると下の4種類になります。
職業上ピアノが必要というのは、ピアニスト・ピアノ指導者・小・幼教員と保育士です。

番号職業上必要過去の経験目的学習意欲内訳
しっかり高い音大生・音教生
×しっかり義務的保育者養成校
×過去の経験による高い女性
××高い・未定ムラがある女性・男性

これを見ると、指導レベルは高いけれど、しっかりした目標をもち意欲的に学習する「1」の指導が一番楽だということがわかります。逆に「4」がもっとも難しい。

ただ、「4」の指導は大学教員ではムリ。これは、町のピアノの先生しかできない。また、「4」を指導する課程で得られることは、指導者にとっても価値があり、大きな生き甲斐となる。

そこで「4」の方に満足してもらえるピアノ指導とはなにか・・ということを私はずっと研究し続けています。

・・というようなことを、学生さんに話し、最後に「夢」について持論を話しておわりました。夢については、また機会があればブログに書きます。

それにしても、しらね~おばさんの話をじっと座って聞いてくれた学生さんにはめっちゃ感謝です☆マジ、大教の子はいい子ですわ~♪

授業の後、指導教員にめっちゃおいしいおでん屋さんに連れて行ってもらいました☆わかめのおでんってご存知ですか?これがうまいんですよ~♪

 

大学院に再入学して2週間たちました。修士論文の調査計画を立てながら、5月中旬に行われる中間発表のパワポを作っています。忙しくてピアノの練習ができん・・焦りますわ~。

それと、連休明けに教養学部の1日講師をさせてもらうことになりました。ドキドキしていますが、頑張ってきます☆

あ、そうそう。夏の学会は九州で行われます。地震の前にニューズレターが来たので、ひょっとしたら変更になるかも知れません。九州で学会発表するのを楽しみにしてたのですが・・



・・・というわけで、ピアノはちょこちょこ練習する程度で全く進んでいません。こんなこっちゃ、ダメだ。景気づけにグレンツエンピアノコンクールにでもでよっかな~と考えています。こういうことでもないと、練習せんしね~☆


ご報告

2016年04月07日
すでにご存知の方もいらっしゃいますが、今日から、2度目の大学院生(修士)をすることになりました。大学は、以前と同じ大阪教育大学大学院 健康科学専攻 人間科学コース 生涯教育学・図書館情報学研究分野で、指導教員も以前と同じです。

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何度も大学院に行く人はいますが、同じ専攻・・というのは、あまり例がない。はてさて、どうなることやら・・。今日は入学式ですが、早速仕事でいけなくなりました(笑)

これから忙しくなりますが、応援してくださいね♪




畑田塾とは、登録有形文化財畑田家住宅(羽曳野市)の当主、畑田耕一先生(元大阪大学副学長・阪大名誉教授)主催の塾です。(畑田家住宅保存会HP)。

タイトルは、「遺伝子と環境―あなたの未来を変えてみませんか」で、講師は畑田先生のご長男である群馬大学生体調節研究所教授、畑田出穂先生です。(出穂先生の研究室HP)司会は阪大の北山先生。

前日に畑田先生から電話でお誘いをいただき、参加しました。タイトルに興味はあったけど、自分からだったら行かなかったよ。理科、嫌いだから(笑)

第1部はめっちゃ理科でした(涙)。塩基とかゲノムとかわからんし。DNAの二重らせん構造を見た時はじんましんでた。でも第2部は超面白かったです!マウスやミツバチの事例と、人間の出産や子育てに関する最新の論文事例が話されました。目からウロコとはこのことです☆

私はピアノの才能について、遺伝子と環境はどの割合で関わっているのかを知りたかったのですが、どうやらかなり複雑です。条件反射的なことは、祖父母の代から影響がありそう。でも現時点で遺伝子のスイッチは変えられそう・・これからの研究に注目です☆

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終わりに修了賞とバッチと手回しオルゴールをもらいました。当主の畑田先生は、オルゴール収集家でもあり、世界でも珍しいオルゴールをいっぱいお持ちです。オルゴールの周波数と脳幹(?)の研究もされています。

感想文を頼まれたので、さっき書いて畑田先生に送りました☆最後に「ちょっとだけ理科が好きになりました」と書きました。これはほんとう。

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いま、大阪教育大学名誉教授の田中紘二先生と一緒に、研究室に保管してある、滝本裕造先生の「ピアノの基礎」を、音楽系大学の附属図書館に寄贈する活動をしています。
Cinii Books
■現在、「こちら」の大学に寄贈しています。

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きっかけは、某財団に滝本式指導法に関する論文を投稿した際、編集委員長から「教本が手に入らないから継続研究ができない」と、指摘を受けたことです。

まったくその通りだと思いました。私は、自分が研究することに必死で、世の中のことを考えてませんでした。そもそも、私なんかより、大学の研究者が研究したほうがいいに決まってるじゃん(笑)

そこで田中先生にお願いして、研究室にある「ピアノの基礎」を、音楽系大学の図書館に寄贈してもらうことにしました。今、アドレスを公開している音楽大学の附属図書館にメールで寄贈の申し入れをしています。

本来なら、アマゾンででも販売すればいいのですが、「ピアノの基礎」は、絶版図書なので、今研究室にある分が全てです。ネットで販売するほど数がない。また、私立大学内だけで使われてたピアノ教本なのでISBNがなく、販売ができません。研究に役立ててもらうには、コツコツと寄贈をするしかない(笑)

ここ」をみてくださった音大・音教卒の方で、母校の名前がない方は、どうか、私に附属図書館のEメールアドレスを私に教えてください。よろしくお願いします。教本の寄贈は着払いですが、本体は無料です✩

※一般の方のご購入は、こちらで販売しています
よろしければお買い求めくださいヽ(´▽`)/


昨年から取り組んでる滝本裕造のピアノの基礎をもとにした「大人むけピアノメソッド」ですが、やっと大体の中身ができました✩

楽譜の一例
見本1
曲名:eidenröslein(ドイツ民謡)
記譜者は私なのでコピー可です。ど~ぞご自由に♪


この楽譜の特徴は、色々あります✩

①元本「ピアノの基礎」の背景が特殊なこと
「ピアノの基礎」は、私立大学だけで30年間も使われてた、門外不出のピアノメソッドです。2013年に作者の滝本先生(京都市立芸大)がお亡くなりになったことと、これを使って指導されてた教授が退官されたことをきっかけに、「ピアノの基礎」の作成に関わった田中紘二先生(大阪教育大学名誉教授)から、紹介してもらいました✩

また、研究の結果、15年もの歳月をかけて構想を練って作られたことがわかりました。また、先行研究から「ピアノの基礎」は、「バスティン大人のメソッド」の総合的な発展教材であると考えられることがあきらかになりました。

②過去に例のない特殊な指導法をもつこと
滝本式指導法は、楽譜を見ながらピアノを弾きません。「写譜」で楽譜を覚えてしまって、耳を頼りに「暗譜」で弾きます。また、それを全調に「移調」させます。なぜなら、保育の現場で子どもの顔を見ながら子どもの声の高さに合わせたピアノが演奏できる保育士をめざしたからです。

私はこれをもとに、大人のピアノ初心者に適応できないかと考えました。だって、「楽譜を見ながらだと弾けない」という大人の生徒さんがいっぱいいるから。「じゃあ、楽譜を見ないで弾きましょう。でも今後のために読譜力はしっかりつけてもらいます。また耳も鍛えてもらいます」という方向です✩

③楽譜の作成はひとりじゃないこと
一般的に楽譜は、どっかの偉い先生が1人で作ります。でも、私にそんなことができるはずがない。それで、試験教材を作り、ピアノの先生に実際に大人の生徒さんに指導してもらって意見を頂戴することにしました。(「教材指導モニターの先生方」)結果的に、42名の生徒さんの声が集まりました✩

先生から、『生徒さんから「何でこんなことをするの?』という声があって困った」というご意見を頂いたので、各章に学習の「目的」と「方法」を記載しました。

また、『教材の流れがわかりにくい』というご意見を頂いたので、全50回分の指導案を記載しました・・などなど、先生方のご意見をすべて組み込みました。

④著作権について
ご存知のように、楽譜の出版には著作権があります。これをクリアしないと楽譜は出版できません。

それで、元本の出版社の社長に連絡をとりました。すると、「そんな風に使ってもらえると、滝本先生も喜ばれます。ありがとう!こちらは著作権を申し立てません。印税もいりません」と、嬉しいお返事を頂きました。

次に、JASRACに連絡しました。それで、細かく調べてもらった結果、楽曲も滝本先生に関しても著作権料が発生しないことがわかりました。こんなことってあるんでしょうか・・自分でもびっくりした!

⑤楽譜の販売について
出版会社に委託すれば、お金はかかるけど楽です。宣伝もしてもらえるし、「○○社で楽譜を出版しています」と言ったら有名になれるかもしれない。

でも、私は普通の主婦です。有名になる必要がない。また、滝本先生が「ピアノの基礎」を公にされなかったのは、大学の学生のことだけを考えてお作りになったからでしょう。田中紘二先生も出版社の社長も、誰も儲けようとしていない。こんなに愛が溢れる楽譜はありません。こんな背景があるのに、私一人が儲けようと思ったらバチが当たるわ。

それで、色々考えた結果、自費出版にしようと思いました。それだと安く製本できます。また、先生方にわずかでも指導料をもらっていただける特別なメソッドにしようかと考えつきました。今までそういうのはあまりなかったように思います。

例えば、楽譜が1000円だとしたら、生徒さんに1500円で販売してもらう。500円は、私のメソッドを使ってもらったお礼です。本当にわずかで申し訳ないのですが、正直なところ、私の作ったメソッドは成人教育学理論に基づいてるので、言葉かけなど難しい点もあります。そのへんの裏事情もあります(笑)

誰も損をせず、皆が少しずつでも幸せになれる・・そんなメソッドの販売をしたいと思っています。販売の際は、どうかよろしくお願いします✩



2010_12_26_01

放送大学の特別講義のメモです。講師は、「免疫を高める方法」として20年以上音楽療法に携わっている、埼玉医科大学の和合治久教授。(プロフィール

【音楽療法とは】
①音楽がもつ生理的な働き(リズム)
音楽を聴いて身体を動かす⇒筋肉運動が活発になる

②音楽がもつ精神的な働き
懐かしい曲を聴く⇒心が穏やかになる

③音楽がもつ社会的な働き
音楽を介して知らない人同士が仲良くなる


音楽療法とは、これら3つを「意図的に」もちこむこと。娯楽や単なる音楽鑑賞ではない。

【音楽療法の音楽の種類】
①心地よい音楽を聴く・・・受動的なパターン
②楽器の演奏など・・・能動的なパターン
これらを組み合わせると色んなことがおこる

【モーツアルトを聴いた場合におこること】
血圧が安定する・内耳の働きが改善する。便秘の改善・安眠・ガン患者の免責細胞の機能を高める・花粉症(アレルギー)の改善(血行がよくなる)

【研究のもとになる理論】
トマティス理論(人間の神経にある周波数の音をあてると改善する)が真実であれば、副交感神経(身体がリラックスする神経)に音楽が影響を及ぼすことが可能なのではないかという仮説に基づき研究をする。

【研究の仮説】
副交感神経が分布している場所および神経の出口(延髄)と脳下垂体に波及する音楽の周波数をみつけ、エビデンスを得れば、音楽として交換神経にブレーキをかけることができるのではないか。

【研究の方法】
「音」「ピッチ」「倍音」「テンポ」「ゆらぎ」で最適な数値を示し、モーツアルトの曲を選別する。

【研究の結果】
K,625がみつかった。




ただし、モーツアルトだけが効果的というわけではなく、効果的な曲がモーツアルトに多いということである。

【他の曲例】
K.458「狩り」第2楽章
特徴:3500~4200という高い周波数が多く含まれている・弦楽器の倍音が豊富である⇒血管が拡張するので手が暖かくなる

ディヴェルティメントK.136第2楽章
特徴:ビブラート(ゆらぎ)が多い。一定のフレーズ・テンポの繰り返し⇒副交感神経を刺激する。涙腺を刺激する


その後、ガンの免疫細胞を増やす具体的な曲番号や、音楽療法の歴史から実際に行われている音楽療法の話題に話が及んでいます。また、単に音楽を聴くだけでなく、効果的な音楽の聴き方の話に及びます。

放送大学に入学すると、こういう面白くて専門的な講義がいつでも聴けますよ✩ぜひ一緒に勉強しましょう!⇒放送大学



先日掲載された「PTNA2015年度採用レポート」のなかで、第5章で紹介させてもらった書籍の著者、元吉ひろみ博士と鮎川久雄さんが、ブログとコラムでレポートのことを記事にしてくださったので紹介させていただきます✩

◆元吉博士
ピアノの先生を選ぶポイントはなんですか?
◆鮎川さん
初心者おじさんピアノ奮闘記第546回


元吉博士は、成人のピアノについて客観的データをもとにしたことを喜んでくださっています。鮎川さんは、私の研究がピアノ愛好家に役立つかも知れないとエールを送ってくださっています。

ありがとうございます!これからもぼちぼち「亀にブレーキ、向かい風」の勢いで(ほとんど進まないの意)がんばりますだおかだ。

また、レポートを読んでくださった大人のピアノ学習者のkassii3さんとBostonPさんから、掲示板にコメントを頂きました。

◆kassii3さん「PTNA」 ◆BostonPさん「報告書を読んで


やっぱり、一生懸命書いた文章にお返事をいただくと嬉しいです。あざ~っす✩

でも本当のことを言うと、この研レポは研究者や著名人、または成人のピアノ学習者じゃなくて、ピアノ指導者に読んでもらいたい。指導者の意識の変革がテーマなので・・。ピアノの先生からの感想がほしいなぁ~♪

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昨年の秋にPTNAに提出した研究レポートが、今日掲載されました✩

memo

2015年度採用研究レポート/三上香子
「成人のピアノ学習者と指導者の意識のずれに関する調査報告」
http://www.piano.or.jp/report/04ess/ronbunreport/2015/05/14_19645.html
PTNAの他の論文・研究レポートはこちら



これは、先日掲載された学会論文の予備調査にあたる部分です。学会論文では、「簡単な予備調査をした」だけしか書いてませんがだったのですが、実際には、2年に渡り結構色々やったのです。

このままにしとくのはもったいない・・と思ったので、PTNA研究レポートに応募しました。年明けに採用の報告をもらった時は嬉しかったです✩それから何度か校生して、やっと公開に至りました。

レポートなので内容はいたってシンプル✩調査の結果わかったことは、

◆成人の学習者がもつ指導者像
・自分の導く者としての「先導的な指導者象」
・学習をサポートする者としての「援助的な指導者像」
・子どもとは異なるアプローチを望む

◆ピアノ指導者がもつ学習者像
・とくにはっきりとした学習者像をもっていない
・なかには「(趣味の)大人は指導の範疇外と思う指導者」も存在する

◆意識のずれを埋めるためには
・指導者が大人の学習者についてもっと勉強すること
・楽器店などが主になって大人のピアノについて話し合う場を設定する必要があること


以上です。結構読みやすいと思います。ぜひ読んでみてくださ~い♪
ご意見・ご質問は掲示板にお願いします。必ず返信させて頂きますヽ(´▽`)/

◆追記
明日、音楽仲間+生徒さんでBBQします。楽しみだぁ!明日天気になあれ~♪(焼きバナナするよ)

さっき、PTNA研究レポートの校生が終わりました。今から東京事務局に送ります。訂正箇所がわかりやすく指摘されてたので助かりました。修論指導みたいに叱られることがないので、気持ちも楽です。へっへっへ~✩

memo

研究レポートは、PTNAのホームページに掲載されます。載ったらまた報告させて頂きますので、よかったら読んでくださいね✩先日の学会論文みたいじゃないので読みやすいですよ~~♪

目次はこれです⇒「ptna研究レポート目次.pdf


じゃあ、今から次の論文書きます。ピアノの練習は昼からちゃんとします。マジで気合入れてせな、そ~と~ヤバイ感じっす!

今年初め、調査の概要.pdfを読んで、こちらの先生方が、調査を引き受けてくださいました。まだ出揃っていませんが、いま、結果をまとめる作業をしています。

調査の概要を読んでいただくとヘヴィなのがわかりますが、実際の調査の中身はこんなもんじゃない。タダだしね・・ほんと、よくやってくださったと本当に感謝しています。

とにかく、生徒さんを指導しながらリアルタイムで調査していただくなんて、もうこれはかなり大変なことです。誰でもできることではありません。指導者と生徒さんの間に信頼関係がないとムリ。

そういう意味で、この調査に協力してくださった先生はスゴイ!またその教室は、すでに大人のピアノ教室としてかなり成功している教室だと、いつも思っていました。

で、送ってくださった調査結果は、予想以上のものでした。手元にある調査結果の1部をちらっとお見せします✩

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これは、KJ法(川喜田二郎が発案した質的調査結果の分析方法)で結果をカテゴリー別に分けている最中の画像です。まだやりはじめたばかりですが、私が気づかなかった問題点が明らかにされています。わくわく!!

6月上旬に学会に、研究発表の概要と予稿集原稿を提出する予定です。頑張るぞ~~✩・・・って、この記事は中間報告になってないな。すみません・・(゜д゜)

「大人のピアノ入門」の著者、an弾手こと鮎川久雄さんから、学会の共著論文に対してA4に5ページにも及ぶご感想を頂きました。びっくりしました!それよりもっと驚いたのは、その視点です。さすがですね。本を執筆されるような方は、やっぱ、目のつけどころがすごい✩


画像をクリックすると詳細がでます


鮎川さんを知ったきっかけは、鮎川さんの以前の著書です。「楽譜が読めなくてもいきなり弾ける! 2週間速習ピアノ講座 (講談社の実用BOOK)」母校の大学図書館にありました。タイトルをみてムカつきましたよ。「2週間でピアノが弾けるわけないじゃん!それも独学で。これって営業妨害じゃん!」と(笑)

でも、読んでいくうちに、単なるコード奏法のハウツー本じゃなくて、ピアノに対する深い、熱い想いがビシビシ伝わってきました。「これこそ大人のピアノだ!」と思った。「大人のピアノの研究をしたい!」と思わせてくれた本でした✩

それから鮎川さんとはFBで繋がらせてもらって、いつも絵葉書みたいな写真で楽しませてもらっています(時々画像をパクってやろうかと思う 笑)

そんな鮎川さんから「論文をください。頑張って読んでみます」と嬉しいお申し込みを頂いたので、送らせて頂いた次第です。下にあるのは、鮎川さんへのお礼と返信です。

an弾手鮎川久雄様.pdf


鮎川さん、ありがとうございました✩

【追記】
昨日わかったのですが、鮎川さんは私のメルマガ登録をしてくださっていたようです。それで「メルマガの輪」に半強制的に入って頂きました。鮎川さんのページのリンクを貼ってますので、行ってみてください✩

大人のピアノメルマガの輪(メルマガ登録者:現在29名)

私は去年度末から、「関西音楽教育実践学研究会」に参加させて頂いています。主催は小島律子教授(大阪教育大学音楽教育学)、司会は東真理子講師(大阪成蹊大学教科音楽学)です。
なお、ここでの研究内容は思いっきり「学校教育」なので、大人のピアノ指導とはまったく違います。

じゃあ、何で行ってるのかというと、私は、「大人のピアノ教室は、学校の音楽教育の対面にある」と考えてるので、成人のピアノ教育を知るには、学校教育を知らないと話にならん。子どもはいずれ大人になる。だから彼女ら(彼ら)が過去に受けた教育を知る必要があるのではないか・・。

・・・とまぁ、こういうごちゃごちゃしたことはど~でもいいけど(ええんかいな? 笑)とにかく昨日、小島教授からとても興味深い発言がありました。

5月に日本学校音楽教育実践学会のシンポジウムが開催されます。
実践
(クリックすると大きくなります)

小島先生の発言:学習指導要領が変更になって5年経ちました。でも相変わらず音楽科は厳しい。どんどん授業コマ数が減らされています。5年後の改訂では、もう音楽という科目は存在しないかも知れない。それぐらいの危機感があります。でも、こんなことは昔から言われているのです。それなのに、現場の教師はいつまでも変わらない。ずっと同じ指導ばかりしている。それでいいはずがない。「今、教科音楽に求められているのはなにか」それをしっかりと見つめて行動を起こすべきです。そうしないと音楽科の未来はありません



実は私はこれを「ピアノ教室」に置き換えて聞いていました。失礼ですが、ピアノ教室の未来に危機感を感じながらも変わろうとしないピアノの先生もいらっしゃるように思います。

はっきり言って子どもだけを対象にしたピアノ教室には、もう未来はありません。でも、子どもで稼げないから大人に・・という安易な発想では、大人の指導はうまくいきません。大人には大人の特性を活かした指導が必要なのです。

そこで、私は「自分が今できることは何か」を考えました。

私は研究者でも音楽家でもありません。音大すら出ていないなんちゃってピアノの先生で、単にキャリアが長いだけです。年食って、半分以上ボケてます。でも、だから冷静にピアノ教育業界を見ることができるとも思っています。

大人のピアノ指導について、私でよければ気軽に質問してください。掲示板に書いてくだされば、必ず返信させて頂きます。私が知ってることは何でもお答えさせて頂きます。わからないことは、一緒に考えましょう~。よろしくお願いしますヽ(´▽`)/

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