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ピアノが上手になる3つの練習法
2014年05月05日
5年ぐらい前に前のブログに書いた「効果的なピアノ上達法」の記事をまとめます。
元ネタは、東大大学院の大築立志名誉教授(スポーツ科学)の著書です。大築先生は、スポーツの練習や上達の特性として、下の例を挙げています。科学的なデータの裏付けももちろんあります。
私は「ピアノもアスリート的な部分があるじゃん。これをピアノの練習にあてはめたら使えるんじゃないかいな?」?と考えています☆
◆
3種をランダムに練習する
やりはじめにたくさん反復すること。同じ課題のみを繰り返し行う条件よりも、3種をバラバラの順序で行わせるようなランダム練習の方が効果がよい(Lee&Maglill 1983
同じ順番じゃだめというところが味噌ラーメン。例えば、バッハの平均律をうまく弾きたいと思ったら、平均律ばっかりするんじゃなくて、ブラームス51練習曲とクラーマ・ビューローのセットを組んで、毎回それをバラバラの順番で練習すればいい。ということになるんじゃないかなぁ。
◆
レミニッセンスを利用する
レミニッセンスとは、心理学的には記憶した事柄がある程度時間を経るとかえって明確に想起されることをさすらしい。スポーツ科学的には、練習を休んで再びはじめると、休んでたにも関わらず以前より上手になっていうことを言います。
ピアノ学習者なら全員が経験あるはず。(いっぱい練習しても上手にならないな・・)と思って、嫌気がさした時は、焦らず思い切って休んだ方が効果があるかもです☆
◆
超回復を利用する
運動をすると、次の日に筋肉痛が起こることがあります。それが収まったら、筋肉は以前より強くなってる。これを「超回復」と言います。
ピアノでも肩がこったり腕が痛くなったりすることがあります。(もちろん程度の違いはあります。医者に行くほど痛いのはダメ)そういう時は、「あ、筋肉が頑張ってるな」と思ってあげてください。次の日はもっと指が強くなっていい音が出る可能性があるので、傷みや疲れを感じることは、悪いことじゃないかもです☆
スポーツ科学の人がこの記事を読んだら、「はぁ?」と思うかも知れませんが、結構使えると思われませんか?
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