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いやぁ、驚きました!昨日、英国王立音楽検定指導者の会の帰りに梅田のタワレコに寄って色々見てたら、「お買い得」の文字が。

「お買い得」「現品限り」をシカトしてちゃ、大阪のおばちゃんとは言えん。早速手に取ってみてびっくり!ジープ・ヴァン・スウェーゼンとか、まったくきいたことない指揮者ですが、ブラームス交響曲全集3CDで590円!!

即買いした☆

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まだ第1番と第2番の第1楽章しか聴いてないから、偉そうなことは言えませんが、第1番の冒頭ティンパニが出過ぎず(これには賛否両論あると思うけど)、第4楽章の例のホルンが劇的に綺麗☆
2番の第1楽章は、なんとソツのない演奏だこと。続きが楽しみ。

インパクトには欠けるものの、細部にわたる丁寧な演奏には癒されます☆

まだ売ってると思うので、気になる人はタワレコに買いにいってください。

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ショーンの前の訳本「省察的実践とは何か」は、何が書いてあるかさっぱりわからんかった。それで、これは第2弾。タイトルは、「省察的実践者の教育」。

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(また、訳わからんやろな)と思いつつ指導教授から借りて、チラ見で驚愕した!第3部 第8章 第2節のタイトルが、「ピアノのマスタークラス」!思わず読み込んでしまった。めっちゃ面白い!!

内容は、コーチングにおける三重の課題。成人のピアノ指導は、コーチングよりファシリテーターの方が適用できる(と思い込んでいる)ので、今までコーチングはシカトしてたけど、ピアニストの育成には、確かにコーチングが必要☆それを、細かく書いてあるのです☆めっちゃ面白い!

三重の課題とは、
1.現実的な演奏の問題を設定してそれを解決すること
2.学生の実践的なニーズに合わせて実演や説明を調整すること
3.学習に導けるような関係性を作り出すこと

以前、音楽専攻の教授に「ピアニストの育成にマニュアルはありますか?」と尋ねたことがあります。教授はしばらく考えてから「ここにあります」とご自分の頭を指さされました。

教育大は、教員になるために徹底的に学生を教育します。教育原理、発達心理学などの学問や、教育基本法などの法律と学習指導要領に則った教材研究と実習です。

私は、教員養成課程と同じく、ピアニストの養成もマニュアルがあると思っていました。マジでびっくりした。

その後、何度かその先生のレッスンを見る機会がありました。それはまさに、このショーンの本に書いてある「コーチングにおける三重の課題に対処する方法」でした。やっとわかった☆

こういう類の本に音楽教育のことが書いてあるのは、超珍しい。分厚いし高いから買わないけど、めっちゃいい本です☆

生徒さんが「めっちゃ感動しますよ!」と、イルマ・イッサカーゼというピアニストのゴルドベルク変奏曲を貸してもらいました。ゴルドは私も弾くし、とにかく大好きだから喜んでお借りしました☆

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詳細はこちら


ところが!・・・「はぁ?」なのです。装飾音がすべて逆(って言うか、上からすぎ)なんか全然しっくりいかない。また、Ariaの11小節目のアルペジオは、グールドと同じく逆方向なのです。何でだ?

バロック時代は、プラルトリラーやモルデントの派生形がたくさんでてきます。
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ウィーン原典版より

もちろん、ウィーン原典が正しいとは言えませんし、そもそもバロック時代の鍵盤楽器は即興性が高いので、装飾音は演奏家にとってもっとも実力が発揮できる箇所なのですが・・(トレヴァー・ピノックとかすげ~し☆)

それにしても、なんかもう、全然違う曲のようがして、生徒さんには申しわけありませんが「イマイチでした」と感想を言いました。

生徒さんに聞くまで、私はこのピアニストを知りませんでした。ネットで調べたら、他にもバッハの録音をされているようです。ごめん・・ノーサンキューです。。マジ、ごめん。

第28変奏からの動画を見つけました。7:20ぐらいからダカーポAriaがはじまります。皆さん、どう思われます?



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以前も書きましたが、バッハの楽譜を読むために最適な本を紹介させて頂きます。




この正しい楽譜の読み方 という本は、バッハのテンポ・舞曲・アーテュキレーション・装飾音符といった、バッハを演奏する際に「どうしよう・・」と思う箇所について、はっきりとわかりやすく書かれています。

例えばメヌエット(本当はバッハ作曲じゃないけど)について書くと、こうなります。

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時々○の音を短く切った演奏を聴くことがあります。楽譜にスタッカートが記載されているものもあります。ただ、スラーとまではいかなくても「繋ぐ」意識が必要です。それは、この本に書かれてあるメヌエットのステップ「デミクベ デミクべ サンプル サンプル」と踊ってみればよくわかる。

とにかくこの本は、とってもシンプルですがかなり勉強になる本です。バッハの奏法に迷ったときは、最も役に立つ本です。

【さようなら大島富士子さん】
この記事を書いていると、一昨年の大島さんのセミナーを思い出しました。

大島さんは、ロマン派の伴奏者に声楽の伴奏を頼んだところ、歌いだしをrit.するので「これだからロマン派は嫌だと思った」とおっしゃいました。バロッカーの私は大いにウケました。私もそれはヤダ(笑)また、その時に自分ががんで何度も手術を繰り返しているともおっしゃいました。

さっきお名前を検索したら、今月11日にお亡くなりになってました。花のように明るくて、とっても賢くて大好きな方でした。桜の花とともに逝かれたのだと思います。ご冥福をお祈りします。

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作成中の大人向けピアノ楽譜の草稿を見てもらうため、田中先生(大教大名誉教授)の研究室にいってきました。

すると先生は、楽譜を見るなり、「ウォーミングアップは、4指から5指に行くまでの予備練習が必要ですね」とおっしゃいました。びっくりしました!ホントだ・・確かにそう!のっけから、目からウロコです✩

また、「スケールもユニゾンの平行進行ではなく、反進行はどうですか?この方が、腕の動きが自由になるのです」といい、一冊の本を研究室の本棚から出して見せてくれました。それが、

です。薄いのに2000円もします。たかっ!

【目次】
●すぐれた教則本の成立事情について
●ベートーヴェンのスケッチ帳における未来の予見
●絶対音楽とベートーヴェン
●各練習課題の解説
●練習課題
第1部 基本練習
第2部 各種音型反復練習
第3部 装飾的音型実習
第4部 ドラマチックな表現方法
第5部 楽曲分析の解明と演奏技巧の関係

中をみてびっくりした!なにこれ・・?左右の調号が違う!
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(基本練習の一例)


先生は、「#と♭の数が同じ調は、反進行にすると同じ指で弾けるのです。どの調号もそうです」と言いながら、わ~っと弾いてくださいました。そんなの知らんかったし!確かにこれをやれば、脱力が自然にできる!腕の動きが軽くなる✩すげ~!さすがだ、ベートーヴェン✩

恥ずかしながら、私は音大を出ていません。だからこういう、「音大生なら必ず知ってるだろうこと」を全く知らない。なんちゃって先生の限界をみた気がしました・・しくしく。(楽譜は借りて帰ってきました♪)

6日の夜に孫が生まれてバタバタしております。今は、仕事をしながら産院と自宅を行き来してるので、超ハード!産院は自宅から二時間はかかる・・涙。というわけで、今電車の中で読んでる本のご紹介です。




作者の関根さんは、「セミナーコンサルタント」という肩書きの持ち主です。こういっちゃ何ですが、コンサルタントとかいう人はあまり好きじゃないのです。理由は色々ありますが・・。

と、いうことで今回は眉唾モノで買った。アマゾンのポイントを使ったからタダだし、「学ばせる」「気づかせる」という上から目線の帯にもムカついたので。

でも、しばらく読んでびっくりした。普通、ノールズは知ってても、メジローやコルプとか知らんでしょ?。それをちゃんと解説してる。面白い!凄いや、この人は。さすが企業内教育の専門家✩

学者が生涯教育学理論について書くと、とにかく日本語の和訳がいるレベルに難しい(笑)でも、関根さんはそれぞれの理論をアホにもわかるようにバシっとまとめてくれてるのでとってもわかりやすい!これはいい本です✩

詳しくは、上の画像をクリックしてね。企業内教育の話ですが、大人のピアノ指導のヒントになる項目がいっぱいあります✩

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5年ぐらい前のブログに書いた内容と一部重複していますが、誰も覚えてないと思うので書きます(「覚えてますよ」と言われたら、びっくりしてコケる 笑)

ピアノの先生のなかでは超有名な「効果的なピアノ指導法」という本があります。ご存知のように、これはバスティンの和訳本です。結構どっちも高い。

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で、内容をちょこっと羅列すると
■優れた教師とは
前向きな姿勢を持っていること
人間そのものに関心がある事
教師と言う仕事を生涯の仕事として考えている事

■教師の人柄(生徒に対するときの気持ちの持ち方)
快活であること
情熱的であること
忍耐強い事

と、まぁピアノの先生に限ったことじゃないけど、こういうことが書いてあります。他にも、ピアノ教室の経営の仕方からチラシのつくり方まで色々書いてあります。

スポック博士の育児書(ふっる~笑)じゃないけど、この本もかなり古い。でも、中身は全然使えます。「なるほど!」と思うこともあります。興味のある方でお金持ちの人は買ってください。興味があってもお金のない人は、音楽関係の大学に行けば置いています。

【裏ワザ】(というほどでもない)
市の図書館には「リクエスト」というシステムがあります。「カーリル」で検索して、どっかの図書館に配架されてたら取り寄せてくれます。もちろんタダ✩

ない場合は、図書館が買ってくれることがあるので、思い切って頼んでみる手もあります。市によっていくつかの図書館がある場合は、「芸術関係の書籍が多い館」など特徴がある図書館がある場合があるので、そこに頼むのがベスト。図書館のことは、市役所の社会教育課で調べてみるといいですよ✩
(例:堺市南図書館

次回はこの本にまつわる話を書きます✩

大教大の小島律子教授(音楽教育学)から勧められた本が、超面白い!

ピーター・コラッジオ『ピアノ・テクニックの基本』(坂本睦美・坂本示洋訳)音楽之友社, 2005年。

(画像をクリックすると詳細がでます


全体は、一部はテクニック、二部は時代様式と演奏法です。

テクニックで「なるほど!」と思ったのは、初見能力をつける方法です。コラッジオは、大人の指導に読譜が必要であることを述べ、初見能力を高める面白いゲームを提示しています。これ、レッスンに使えるぞ~~ヽ(´▽`)/

他にも、ブラインドタッチの練習法を、鍵盤の探り方や左右のどちらの手を見るか・・という、びっくりするほど具体的でわかりやすい指導法が書かれています。

二部は時代様式と演奏法です。今まで私は、「古典派とロマン派のアルベルティ・バスの奏法は違う」ということを、単に「音楽表現の方法が違うからそんなもんだ」と思っていました。でも、この本ではピアノの変遷はもちろん、演奏された場所までしっかり説明されているので、「なるほど!」と納得✩

一番面白いのは「あがりの克服法」です。舞台で緊張しないための練習法がいくつか書いてあって、そのうちの一つが「話をしながら弾けますか?」です(弾き歌いじゃないっすよ)。これが、「集中力が途切れる練習」になるそうです。うははは!

ただしこの本は、結構演奏レベルが高い生徒さんを指導する際に役立つ本だと思いました。少なくとも「大人のピアノ初心者向け」ではありません。

なぜなら、生涯教育学の視点からみると「?」と思う点もあるからです。例えば初見奏の「目」のところですが、加齢による機能低下をどう捉えるかなど、健康科学に関する課題です。

Amazonレビューには「初心者の方から・・」とか書いてありますが、「んなことねえだろ」と思います(笑)。興味のある方はぜひお読みください✩

「ブログの過去記事見ましたよ。よかったら参考にしてください」と、磯辺先生からツィーグラー教本をお借りしました。大学で借りようと思ってたので、超ラッキ~!磯辺先生、ありがとうございます✩

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磯辺先生は、あの有名な北村智恵先生からツィーグラーを学び、長年レッスンでも使用されていたようです。

ツィーグラーって有名だったんですね・・全然知りませんでした。ほんと、勉強不足だと反省しました。トホホ。。

ツィーグラーは「教師は、初心者が美しい音を内に意識的に描き出されるように指導する・・(中略)教師は最初から模範的な音、いわゆる理想音を弾いて見せなければならない」と書いています。

レッスンで田中紘二先生はいつも「こんな感じで・・」と模範演奏をしてくださるのですが、それを聞くと、(できる・できないは別にして)やたらやる気になるのは、こういうことだったのかも!

なんかちょっとわかった気がしました。磯辺先生からは、教本だけじゃなく指導書もお借りしたので、勉強します。磯辺先生、あざ~っす✩

田中紘二先生(大阪教育大名誉教授)から、「みかんさんはクラーマが好きでしたね」と、アンネローゼ・シュミットというピアニストが演奏しているCDを頂きました。早速聴いてみて、びっくり!別世界のようです!・・って言うか、完全に別世界っすよ✩

(シュミットが演奏しているクラーマの動画を探したのですが、見当たりません。皆さんに聴いてもらいたいです。くそ~~✩)

私が以前からもっていたCDは、これです。

演奏は、教則本曲集でおなじみの神野明さん。粒の揃った綺麗で整った演奏は、まさに「お手本」で、私は(こんな風に弾けたらいいなぁ)と思いながら、ちょくちょく聴いていました。

でも、シュミットの演奏は「こんな風に弾きたいな」というレベルじゃなく、「絶対むり!」と思う演奏なのです。別の曲のようなのです。

えっと・・うまく書けないので、アンドラーシュ・シフとグールドのインベンション貼ります。これで少しはこの記事の真意が伝わるといいのですが。。
シフの洗練された演奏


グールドのノンレガート奏演奏

同じ曲でも、奏法や表現が違うと、世界観が全く違うでしょ?ほんと、驚きです!

ここに、ベートーベンの生涯について書かれた2冊の本があります。「偉大なる普通人―ほんとうのベートーヴェン」と、苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯 (角川文庫)です。ロマン・ロランは私の本で、偉大なる普通人は、教育大の田中紘二名誉教授からお借りしたものです。

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まず、これらの本の著者と時代についてですが、「偉大なる普通人」の著者は、一昨年お亡くなりになった故滝本裕造教授(京都市立芸術大学 音楽教育学)で、2002年に初版が出ています。「苦悩の英雄」の著者は、フランスの音楽史学者ロマン・ロランが1801年に出版し、それを1962年に新庄嘉章名誉教授(早稲田大学 フランス文学)が訳したものです。

書かれた時代だけをみると実に、200年の時間差があります☆
まぁ、それぐらい差があれば、言いたいことも変わるだろうと思われますが、ロマン・ロランの訳書があまりに有名であったため、今でもベートーベンは苦悩の人だと思い込んでいる日本人が大勢います。

私もその一人でした。他所でベートーベンの世俗的な面について学ぶまで、「彼は苦しみながら作曲をし、音楽に一生を捧げたのだ」と思い込んでいました。難しい顔をした肖像画が、いかにもそれっぽかったので(笑)

ただ、ロマンのいうベートーベン像はどうも作り物のようです。と言うより、訳者の新庄先生が書かれているように、ロマンは当時のフランスの古い体質に、英雄の息吹を吹き込みたいと考えていたので、それにベートーベンを利用した(言いすぎですけど)ようなのです。

人間は、楽して地位や名誉を手に入れる人より、苦悩してそれらを勝ち取る人を応援したくなります。また同時に、自分も頑張ったら何とかなるんじゃないかという夢を持ちます。ロマンはそれを狙ったようなんですよ。

滝本先生は本の中で、ロマンのことを「理想主義者だ」と書いています。ロマンが実際に理想主義者だったのかどうかはわかりませんが、少なくとも今の日本においては、苦労人を見てるのはしんどい。苦労して成功を収める偉人より、才能に恵まれた普通の人の方が身近に感じられて親近感がわきます。

どちらもアマゾンで手に入ります(上のリンクをクリックしてください)。興味のある方は、購入して読み比べてください。面白いですよ~~☆