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スクエアピアノと平均律5番

私の大好きな武久源造さんのスクエアピアノの演奏がUPされたので、紹介します。これは、阪大市民ワンコインコンサート9月公演の様子です。

阪大市民ワンコインコンサートとは


荻原哲先生(阪大名誉教授)を事務局長として、月1回、阪大でで行われるコンサート。著名な演奏家を、たった500円で聴けるということで、毎回満員になる。先着順。

阪大市民ワンコインコンサート

また、公演の様子をYou TubeにUPしてくれるので、行った人も行けなかった人も楽しめるという素晴らしい企画☆

スクエアピアノとは


もとは、クリストフォリから現代のピアノまでの総称で、弦をハンマーで叩いて音を出す鍵盤楽器を指していました。いまは、そのなかでも長方形のピアノを「スクエアピアノ」と呼びます。

なお、クリストフォリ以前の鍵盤楽器は、チェンバロのように弦をはじいて音を出す鍵盤楽器だったので、ピアノではありません。ピアノとは、あくまでもクリストフォリ以降のものをいいます。

バッハ平均律5番(聴き比べ)


平均律5番を、楽器の歴史順に並べてみました。なお、現代のピアノはもちろん、スクエアピアノができた時代には、バッハは生きていません。だから、バッハがスクエアピアノを演奏した事実はないでしょう。

また、クリストフォリも触っていないんじゃないかと思います。ただ、研究者の間では、クリストフォリをもとにして作ったジルバーマンは弾いたのではないかと言われています。

チェンバロ:ヴァルヒャ



とってもゆっくりですが、澄んだ音色と粒の揃った演奏は、落ち着いて聞けます。

スクエアピアノ:武久源造



録音のせいだと思いますが、現地で聴いたときは、こんなにサスティンがかかっていなかったように思います。それでも、派手な抑揚をつけずに淡々と実直に弾かれたBWV850は、見事としか言いようがありません。

モダンピアノ(現代のピアノ):シフ



「またシフかいな?」と言われそうですが、私はシフの教科書のようなバッハが好きなのです。ほんと、余計なことをしない。これでこそ平均律!とか思います☆

まとめ


バッハの曲を、バッハが生きている時に出会わなかった楽器で弾くというのは、とっても面白いです!もちろん、単に「面白い」だけじゃないけど。
ということで、私も平均律を弾きたくなってきました。今からちょっとピアノで遊んできます!(^^)!



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