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「男性お断り」でいいですよ

うちは男性大歓迎のピアノ教室です。


しかし、男性お断りのピアノ教室はたくさんあります。

理由は、狭い部屋で2人きりになることへの不安がほとんどですが、

実際に怖い思いをした体験談が話されたこともあります。


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このことについて、筑波大の原田隆之教授が興味深い記事を書いていらっしゃいます。

男性は性犯罪者予備軍と決めつけか キッズラインの男性シッター対応が間違いの理由



原田教授のご意見


記事の概要

・「キッズライン」に登録していた男性ベビーシッターが,性犯罪をおかした。

・会社側は,男性ベビーシッターの登録受付を一時停止した

・その理由は専門家から性犯罪が男性により発生する傾向が高いことを指摘されたから


これに対して原田教授は


・犯罪の男女比では、男性が圧倒的に多いのは事実。特に性犯罪になるとそれが際立つ

・その理由は,男性ホルモン(テストステロン)の働きと密接な関係がある

・テストステロンの血中濃度の高い男性は,性的に活発で攻撃性も高い


と、客観的事実をあげた。しかし、


・家事や育児などの家庭サービスは,これまで女性にばかり不当に押し付けられてきた

・今回の「キッズライン」の措置は,そうした動きに逆行する

・日本には,約5,000万人の成人男性がいるが、性犯罪で検挙された成人男性は約6,000人。したがって男性の99.99%に性犯罪のリスクはない


とのべ、「専門家の意見」が不確かであるとし、キッズラインの対応を批判している


このように原田教授は、研究者らしいご意見を書かれています。


私はこのご意見には賛同できません。失礼ですが、こんなのは「悪いのは一部の人だけだ」というネット民の意見と大差ない。


また、キッズラインの男性シッターが2人も性犯罪を犯していた事実は消えない。子どもが犠牲になり、預けた親が非難されているという、とても悲惨な事件です。


そもそも日本では、「一部がだめなら全部の信用を失う」という、連帯責任の考え方があります。男性の性犯罪者を0にする視点から考えないと、被害者は増え続けますよ。


ピアノ教室の場合

「男性お断り」は差別になるか。


これは難しい問題です。男性にもピアノを習う権利がありますし。

ただ、ピアノ教室は「個人事業主」です。独自のルールがあっていい。


例えば、うちの教室は子どものレッスンをしません。これは「年齢差別」にあたるかもしれない。でも「子どもお断り」ではなく「おとな専門のピアノ教室」だと、とくに問題はありません。


ですから、男性お断りのピアノ教室は、「女性専用」にすればいいのです。どうしても習いたいという男性には、楽器店教室をおすすめしましょう(笑)


保護猫の里親の場合

動物虐待が増えています。とくに猫虐待の場合は、性衝動と深くつながっています。猫殺しは、「猫→小さい→やわらかい→甘える→幼女を連想させる」からだそうです。

(参考:動物殺害犯罪における犯人像の分析)


Twitterでは、男性の里親について論議が議論されています。猫好きの男性はもちろんいます。しかし、動物虐待者の多くは男性です。


私は、保護猫の譲渡も女性専用にすればいいと思っています。理由は、「キッズライン」や「ピアノ教室」と同じく、猫虐待者への刑罰が軽く、対処ができていない状態だからです。


なお最近は、彼女や両親が、黒ムツの代わりに里親希望をするケースもあるようなので、完全に虐待を避けられません。それでも、万が一のことを考えて、里親申請が男の場合は、猫を渡さないほうがいい。


まとめ

残念ながら、日本は男性に安心して、子どもをあずけたり、ピアノを教えたり、猫を渡したりできる社会じゃない。何かあったとき、泣くのは子どもを預けた側、ピアノを教えた側、猫を渡した側です。


「男性お断り」=「女性専用」でいいですよ。



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