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『慰安婦と兵士:煙の中に忍ぶ恋』

恩師山田正行(大阪教育大学名誉教授、高野山大学特任教授)の著書の紹介です。


山田 正行(やまだ まさゆき、1953年 - )は、日本の教育社会学者、大阪教育大学教授。

群馬県桐生市生まれ。父・政雄は水戸の航空隊の特攻隊員で、出撃前に終戦。第一子に「正行(まさゆき)」と名づけ、「まさつら」とも読むと教えた(『アイデンティティと時代』pp.19-20)。1973年、亀有セツルメント加入(セツラー・ネームはブク)。1979年東京大学文学部社会学科卒、1984年同大学院教育学研究科博士課程満期退学。2006年「平和教育の思想と実践 宮原社会教育学の意義と継承」[1]博士(教育学)。東大教育学部助手、秋田大学助教授、教授、2003年大阪教育大学教授。NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館福島県白河市)理事長、ポーランド共和国功績勲爵十字勲章受章。宮原研究室第一期生の藤田秀雄の後輩(『戦中戦後少年の日記 一九四四~四五年』)。[2][3]2020年、セツルメント診療所に関わる医療法人財団ひこばえ会の評議員(「ひこばえ」は戦前の帝大セツルメントの再建の意味も込めている)。


『慰安婦と兵士』

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タイトルからわかるように、書籍の内容は兵士ではなく慰安婦が主人公です。


なお、この本は山田先生の創作物語ではなく、学術的な裏付けがあります。


「慰安婦と兵士の愛と死 : 限界状況において絡み合うエロスとタナトスの心理歴史的研究」


目次を見ると、知らない単語が並んでいてしり込みしてしまいますね(笑)


この学術的研究を基調とし、戦争体験者の小説や慰安婦本人の発言をもとに書かれたのが『慰安婦と兵士』です。


また、一般人にもわかりやすく「です、ます調」で書かれているので、慰安婦の置かれた立場や情景を浮かべながら読むことができます。


書評

僭越ながら、出版社からご依頼をいただき、書評を書かせていただきました。


書評『慰安婦と兵士』 大人のピアノ研究会代表 三上香子


はじめに

日本人の多くは、「慰安婦問題はなぜ解決しないのか」という疑問をもっているのではない だろうか。また、報道で元慰安婦をみるたびに、胸が締めつけられるような想いをもつ女性 も存在するだろう。しかしこのような疑問や感情について、これまで明確に説明する者はい なかった。それどころか、日本には慰安婦問題にはできるだけ触れないでおこうとする風潮 さえある。 本書は、これまで日本人があえて避けてきた慰安婦問題について、山田正行が真正面から 向き合い、戦争体験者の小説や慰安婦本人の発言から、慰安婦に対する新たな知見を見出したものである・・・


詳しくはこちらをお読みください。

書評『慰安婦と兵士』( .pdf / 150.9KB )


慰安婦に思うこと

私は、慰安婦が可哀想でなりません。

恋愛感情があった、なかったに関わらず、戦争被害者だからです。

特攻隊も同じく、美化されても、戦争に利用されたことに変わりはない。


ただ、慰安婦と特攻隊の大きな違いは、

慰安婦が令和3年の今もなお、政治に利用されていることです。


私はとくに支持する政党はありません。

ただ同じ女性として、辛い思いをした慰安婦を、

未だに政治に利用することは、断じて許せません。


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