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ぴーちゃんのこと:腎不全闘病中
2024年03月11日
ぴーちゃんは、2018年に逝った愛猫きゅうちゃんと同じ茶白猫さんです。
(公財)アニマルトラストから譲渡してもらいました。シェルターにいるときの名前は「うに」でした。
うちに来たころのぴーちゃん(2020年)
うにがJATを卒業しました(アニマルトラストの「幸せレポート)
ここに書かれている通り、ぴーちゃんは、犬猫多頭崩壊現場からレスキューされた猫さんでした。
シェルターでは「2015年生まれ」と書かれていました。譲渡してもらったのが2020年なので、5歳です(後でそれが間違いだとわかったのですが 笑)
ぴーちゃんは、長い間、狭いゲージの中だけで暮らしていたそうです。そのため股関節に障がいがあり、高いところに昇れないと聞きました。おもちゃで遊んでもらったこともないそうです。
私はそれを聞いて、うちでいっぱい幸せになってもらおうと思いました。ずっとずっと。でも病気は突然きました。
発病がわかったとき
2023年の夏ごろから、顔を横に向けてご飯を食べるようになりました。口の中を気にしています。食べにくそうなのでウエットをあげてみたのですが食べません。元々カリカリしか食べないので、とても食べにくそうでした。また、水をたくさん飲むようになりました。
動物病院に連れて行ったところ、歯肉炎でした。その時は「抗生剤で様子を見ましょう」ということになりました。
1か月後の最新の際に、獣医からぴーちゃんが1ヵ月で400gも痩せていることを指摘されました。猫の400gは、人間の4㎏にあたります。そこで血液検査とレントゲン検査を受けました。
その結果、貧血と尿蛋白が見つかり、腎不全ステージ2と診断されました。
闘病の始まり
獣医は、「歯肉炎のある猫の腎臓病治療は辛いものになります。残念ながら歯肉炎も腎臓病も治りません。延命治療になりますが、どうされますか」と尋ねられました。
その時私は、ブログのはじめに書いたきゅうちゃんのことを思い出しました。きゅうちゃんも腎臓病でした。そのとききゅうちゃんは16歳の高齢猫で、腎臓病も末期でした。十分な治療ができなかった。それは6年経ったいまでも、ずっと心に残っています。
私は「ぴーちゃんはまだ8歳です。できることをしたい」と言いました。すると先生は「えっ?12歳は超えていると思いますよ」とおっしゃいました。猫の12歳は人間の還暦を超えています。
私は、ぴーちゃんが思った以上に長く劣悪な環境で生きてきたのだと思うと、今まで以上にいとおしくなりました。そして先生に「できることはしたいので、よろしくお願いします」と言いました。
その日から、本格的な延命治療がはじまりました。腎臓薬と抗生剤とデンタルサプリメントの飲み薬に加え、2日に1度の貧血の注射「エポジン」です。血液検査と尿検査は1カ月に1回です。
費用のこと
ペット保険に入っていなかったので、治療費は膨大です。あっという間に生活費が底をつきました。それで、へそくりを使うことにしました。
実は、私は今年の春から大阪芸術大学通信学部音楽学科に入学する予定でした。音大に行くことは以前から私の夢でした。通信なので完全な形ではありませんが、音楽を学ぶことができますし、スクーリングもあります。この春から新しい世界が広がるだろう、とワクワクしていました。
卒業までに287万円。コツコツとやっと貯めたお金です。でもぴーちゃんの方が大事。それをぴーちゃんの治療費に使うことにしました。
現在の様子
現在のぴーちゃんの腎不全のステージは3です。抗生剤は休薬、エポジンは10日に1度になりましたが、皮下輸液が必要になりました。皮下輸液とは、点滴です。毎日病院にいって、皮下輸液の練習をしています。
2024.3.10
獣医が「三上さんの家の子になって、ぴーちゃんは幸せですよ」と言ってくれました。それでちょっと救われました。ピーちゃんは今朝も、苦い薬を頑張りました。夕方は皮下輸液にいってきます。
ぴーちゃんの病気が治ることはありません。このまま何もせず自然にまかすという方法もあるでしょう。というより、いつかは治療を断念する日が必ずきます。でもステージ3の今は、もう少し頑張りたい。皆さま、応援をよろしくお願いします☆
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