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文化の日:父の命日に想うこと

今日は文化の日です。また、11月3日は、15回目の父の命日でもあります。生前の父は、愉快な人でした。明るくてカッコよくて、自慢の父でした。そんな父が、母が亡くなって数か月後に悪性リンパ腫を患い、あっというまにこの世を去っていきました。


(c) .foto project

父の趣味は、将棋とギターでした。ギターは、定年後に電車で3駅のところにある個人のギター教室に習いにいきました。

70歳に近くなるまでずっと我流で弾いていたので、型にはまった指導はしんどかったのでしょう。「先生は基本が大事とかいうけど、基本なんかいらない」と、最初は頭がカチカチでした。

しかし、ギターを習うようになって、確かに父のギターの音色は綺麗になってきました。私がそう言うと、父はとても嬉しそうに笑って、前よりも熱心に先生のいうことをきくようになりました。

うちのピアノ教室の発表会にも、父はギターで出てくれました。お世辞にも上手とは言えない演奏でしたが、汗をかきながら一生懸命ギターを弾く父は、とても素敵でした。いま思うと、父にとってあれが最初で最後の舞台演奏でした。

リンパ腫とわかってからも、しばらくはギター教室に通っていました。教室の忘年会にはおしゃれをして、オーデコロンまでつけて行きました。
しかしガンが進行し、父は教室を辞めました。そして数ヶ月の闘病の末、11月3日の分化の日に、帰らぬ人となりました。

父の死後、カバンの中からギターの先生にあてた手紙がでてきました。それには、年老いた頑固爺を受け入れてくれた先生への感謝の気持ちと、人生の晩年にギターを習う事ができ、自分の人生が充実したものであったことが書かれていました。

この手紙からは、父にとって、ギターを習いに行くことは、単なる習い事なんかではなく、人生の最後の贅沢であり、人生の満足感や充実感につながる大きな出来事であったことがわかりました。私は御礼状を添えて、手紙をギター教室に送りました。

おとなの音楽について、もっとも大切なことを、父の姿勢から私は学びました。うちのピアノ教室も、生徒さんにとって人生の贅沢であり、人生の満足感や充実感に繋がる教室になりたいと考えています。

2018年11月3日 自宅にて

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COMMENT
[1] イズラー | 2018/11/03 11:21
ギターが趣味とはハイカラなお父さんですね。
私も学生時代に挑戦しましたが、短期間で挫折しました^^;。ピアノはそうならないよう頑張っています。今更、大きな目標が掲げないようにしています。
[2] みかんぴあの | 2018/11/03 19:02
イズラーさん、こんばんは。
そういえばそうかもです。父が生きていたら齢90歳ですから、それを考えるとハイカラさんだったかも知れません(笑)

私も学生時代にギターに挑戦したことがありました。で、短期間で挫折しました。イズラーさんと同じです☆

ピアノの目標ですが、私は結構でかい目標を揚げています。それは、死んだらバッハにBWV645を直接習うことです!(^^)!
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