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加藤佳也教授がご逝去されました

かねてから病気療養中の加藤佳也教授(発達人間学)が、ご逝去されました。61歳でした「僕はピアニストになりたかったけど、親の反対で医者になった」とおっしゃっていたように、医学のエキスパートでありながら、音楽を心から愛した先生でした。

加藤先生の論文はこちらです。これをみると、先生が音楽をどれだけ愛されてされていたかがよくわかります。

大学院でひとりぼっちで音楽研究をしている私は、寂しくなるといつも加藤先生に逢いに行っていました。

思い出の場所を写真にとってきました。

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大阪教育大学天王寺キャンバス 東館

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東館の廊下

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加藤先生と私が話していた3階の部屋


お通夜は神式で行われました。はじめての経験だったので、少し戸惑いました。でも、かっこいい加藤先生の写真に「先生がいなかったら大学院を辞めていました。いつもありがとうございました」としっかりとお礼を言いました。

お通夜には大勢の方が参列していました。加藤ゼミの元院生もいました。奥さまや娘さんとともに、そのゼミ生も加藤先生の最期を看取られたと聞きました。

また、仕事で間に合いませんでしたが、お通夜が始まってすぐに、ピアニストの奥さまの伴奏で娘さんがバイオリンを弾かれたそうです。「主人が眠る横で娘と練習しました」とおっしゃる奥さまと娘さんをみて、素敵なご家族だと思いました。

私は加藤先生から論文の読み方を教わりました。著名な作曲家と精神病を言及する学問(病跡学)があることも教えていただきました。音楽療法がなぜ国家資格にならないのかを、医学の立場からデータで示してもらったこともあります。

お通夜の席でゼミ生が、「加藤先生は三上さんが大好きだったよ」と教えてくれました。「私も大好きでした」と答えました。

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