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クリの命日に想うこと

今日はクリの命日です。3年前の12月15日、クリは逝ってしまいました。たった3歳の猫生でした。

クリクリ
幼いころのクリ。トイレの砂が鼻についています


クリと出会ったのは、道路沿いのクリーニング屋さんの前でした。周りをみても母猫や兄弟猫の姿が見えません。雨でずぶぬれで震えていますし、車の往来も激しい。連れて帰ることにしました。

それからクリは、スガちゃん(サビ猫)といつも一緒にいました。ご飯も一緒、寝るのも一緒、遊ぶのも一緒。今でも、ひとりっきりの写真を探すのが大変です

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病気は突然でした。3年めの11月。軽い気持ちで受けた健康診断で、微熱があることがわかりました。先生は「とくに心配はないでしょう」とおっしゃったので、解熱剤をもらって帰りました。

しかし3日後に再診に行くと、まだ熱が下がっていませんでした。また脱水もしているということで、皮下輸液をしました。

この頃からどんどんクリの調子が悪くなりました。毎日輸液をしても元気になりません。先生は、「FIPかも知れません。対処療法に切り替えましょうか」とおっしゃいました。

これは、クリが死ぬということです。私は信じられなかった。それで、強制給餌することにしました。

強制給餌は、嫌がって暴れる猫を押さえつけて食べさせる、飼い主も猫も辛い作業です。でもちっとも全然元気にならない。

ある日、クリが悲しい目をしていることに気づきました。一度も見たことのない、クリの目。「もうやめて」と訴えているように思いました。私は、通院と強制給餌を辞めました。

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クリの目は遠くを見ていました


それからゆっくりと時間が流れました。クリは自宅で時々お水で口を湿らせる程度になりました。そして健康診断から約1ヵ月、短い猫生を閉じました。

現在クリは、猫太郎音楽教室のマスコットになっています。ずっと私と一緒にいます。

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クリから学んだこと


・食べないから死ぬのではない。死ぬから食べないのだ
・猫が未明に逝くのは、自分が死んでも明日また朝日が昇ることを教えるため

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