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老猫を看取ること②

腎不全末期のきゅうちゃんのその後です。

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先週末、きゅうちゃんの口から血がでているのを発見しました。どうやら、歯肉炎のようです。猫の歯肉炎はよくあることで、全身麻酔で歯を抜きます。

でも、きゅうちゃんのような1高齢猫は、麻酔にリスクがありますし、歯を抜かなくても、すでに歯のほとんどを失っています。

それでも治療をしたほうがいい。ただ、きゅうちゃんは病院に行くととても緊張していつもおもらしをするし、目をカッと見開いて小刻みに震えています。嫌がるきゅうちゃんを病院に連れていって、痛い検査をする必要があるのかは、悩むところです。

月曜日に私だけ病院に行って、歯の抗生物質がもらえないか、先生に頼んでみることにしました。

終末期医療の先駆者はみな、「何もしないこと。それが一番楽に死ねる方法だ」と口をそろえていいます。余命いくばくもないなら、慣れ親しんだ家で、家族とともに暮らしながら最期を迎えたい。人間がそうなら猫も同じでしょう。

きゅうちゃんはもう、大好きなササミも食べなくなりました。マグロはまだ食べられるので、毎日お魚屋さんでマグロを買っています。

ご飯は、私の手から食べます。きゅうちゃんが食べてる時に私は、いつも今日の出来事を話します。食べ終ったら、私の横で眠ります。私はそっと頭と身体をなぜます。最期まで一緒にいます。一緒に苦しみます。



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